2012年3月27日 (火)

閉会日

昨日は、若松保育園の卒園式に来賓出席しました。

本日は、3月定例議会の閉会日。

私は、第17号から第66号議案までのうち、

第32号議案”岡崎市印鑑登録条例等の一部改正について”

第51号議案”平成24年度岡崎市一般会計予算

の2議案のみ反対し、

残りの47議案については賛成しました。

まず、第32号議案”岡崎市印鑑登録条例等の一部改正について”ですが、

現在、住民票は、住民基本台帳法という国の法律を根拠に各市で管理されています。

そして、平成24年7月から日本に在留資格を持つ外国人であれば日本人と同じく住民票を作る事ができる様になりました。

これは、平成21年の国会で法律改正が決定したものです。

しかし、大変、大きな問題があります。

この住民票には、本名だけでなく通称も登録できる事が今年の1月に各大臣によって閣議決定されてしまったのです。

通称というのは、日本人の様な名前の事です。

名前を二つも持つ必要は無いと思いますし、マスメディアは事件があった場合に、犯罪を犯した容疑者の本名ではなく通称で報道する事が多いです。

皆さんもよく知っている有名なあの事件の犯人も、日本人ではなくて実は外国人だったりするのです・・・

これでは、外国人が犯罪を犯しているのに、まるで日本人が犯罪を犯したように思ってしまいますよね?

住民票に”通称”も記載する事ができるようになる事を報道したマスメディアはあったのでしょうか・・・

そして、外国人から寄付金を受け取る事を禁止している法律があるのに、民主党の歴代の前原、菅、野田党首らが寄付金を受け取っていましたね。

「日本人だと思っていた。」

という苦しい言い訳もしていましたが、そもそも、通称を使わなければ、外国人を日本人と間違えて寄付金を受け取る事もなくなります。

そして現在まで岡崎市では、”外国人が印鑑登録をする場合には、外国人登録原票に記載のある本名でも通称でもどちらでも良い

という制度でしたが、

今後は”外国人が印鑑登録をする場合には、住民票に記載のある本名でも通称でもどちらでも良い

という内容の条例改正の議案が、この3月議会で提案される事になったのです。

結局、制度そのものはほとんど変わらないのですが、しかし、普通に考えて、印鑑は本名であるべきだと思いませんか?

そこで私は、この印鑑登録条例の一部改正議案に反対をしました。

皆さんは、外国人の”通称”についてどうお考えでしょうか。

採決結果は、

反対 大原まさゆき 1名

賛成         37名

となり、賛成多数で可決してしまいました。

そして、第51号議案”平成24年度岡崎市一般会計予算”では、子ども科学館の候補用地として、JR岡崎駅近くの空き用地の利用方法について調査委託する予算が約800万円で計上されています。

私は、以前から約40億円の事業費のかかる子ども科学館構想について反対をしてきました。

何度かブログに書いてますが、子ども達の理科離れを防止するには、まずは、先生方の教え方の向上が重要であり、

わざわざ40億円もかけて科学館を建設する必要は無いと考えます。

その他、観光客誘致事業等々も含めて、平成24年度一般会計に反対としました。

採決結果は、

反対 大原まさゆき 共産党議員(2名)  3名

賛成                       35名

となり、賛成多数で可決してしまいました。

議案に対するそれぞれの会派の賛否をまとめると以下の通りです。

自民清風会    49議案 全て賛成

ゆうあい21    49議案 全て賛成

公明党       49議案 全て賛成

日本一愛知の会 49議案 全て賛成

自民絆の会    49議案 全て賛成

共産党岡崎市議団 第22号、23号、29号、31号、35号、36号、38号、41号、47号、51号、52号、55号、56号、57号、65号、66号議案に反対 

             上記以外の34議案に賛成

大原まさゆき 第32号、51号議案に反対

         上記以外の47議案に賛成

市議会だよりには、私を含む4名の無所属議員の賛否が掲載されないので、このブログを通して、市民の皆様に知ってもらえたらと思います。

ちなみに、印鑑登録条例の一部改正議案については、賛成した人の中に、内心は反対したかった議員がいる様です。

ところで、アメリカの政治学者でありジャーナリストでもあったリップマンが1922年に書いた”世論”を読み終え、とても勉強になりました。

内容は、例えば、

・文明の発達が物や音や光があふれる喧騒を作りだし、その結果、鈍くなってしまった思考力で、新聞を読みニュースを見て、政治に関する重大な選択をしてしまっている。

・人間は、情報に接する際には、そこから拾い出せる事柄は、自分が認識できるものだけである。

・現代人は忙しいため、あらゆる物事を詳細にわたって新鮮な目で見る事はなく、その人自身が持っている先入観で型枠にはめてしまう

・事実であるにしろ、事実で無いにしろ、人間は自分の思い込みが否定されてしまうような情報は、自尊心が傷つくために認めない傾向がある。

・文明の進歩を”発展”と考える習慣は、その影の部分を見えなくしてしまい、都市の人口過剰、スラム街の拡大、失業者問題、自然破壊などに目を向けなくなってしまう。

・人間は、「問題」には裏・表がある事は知っているが、一旦、「事実」と思いこんだ事には表しかないと決めつけてしまう。

・人間は、将来はなんとかなると楽観的になってしまう

・「事実」と「ニュース」は違うものである。「ニュース」は一般大衆にどの様に考えさせ、どの様に行動させるかという暗示に覆われている。

・「世論」というものは、国民が政治を考える際に重要であるため、本来ならば過去に膨大な文献があるはずだが、見当たらない。「世論」が形成された後に、政治に反映する仕組みについては優れた書物があるが、「世論」がどの様に作られるのかを書いたものはほとんど無い

・古代から民主主義では、「国民には生まれた時から政治に参加する権利を持っている」という事が研究されてきたし、実際に、権力は、国王→裕福層→全ての成人男性→全ての成人と広がり、選挙というシステムを作りだしてきたが、より良い政治家と判断能力のある有権者を作りだす事は全く研究がされてこなかった

・民主主義による政治学は、アリストテレス政治学の仮定からいまだに脱していない。

・現代人は、「真実」は暴露され無料で与えられるものと思い込んでしまっている。

・「ニュース」とは、真実では無く単なる合図である。ニュースから、そこに隠されている諸事実に光をあて、相互に関連づけ、人々が考え、行動できる様な現実の姿を描きだすべき。

・マスメディアは、国民が政治を考える上で強い影響力を持つ事を政治学の中で重要視するべき。

・学校教育の段階で、物事を中立の目で評価する訓練をする事が必要。

・人間の偏見を打ち砕く事は自尊心に関わるため苦痛を伴うが、頑固で単純な世界観の破壊に成功した時には、視野が広がり、大きな安堵と快い誇りが与えられる。

等々、一部分、私が言葉を付け加えましたが、以上の事が書いてありました。

最後に、リップマンは政治を良くするには

”一人ひとりの「理性」に訴えるしかない”

と結んでいました。

そして、リップマンは”世論”の中で、

みんなが言ってるから。」とか、「回りが言ってるから。」とか、「新聞に書いてあったから。」とか短絡的に考えずに、自分の頭で考える必要がある。

たしかに、短絡的思考は、”世の中がどうしたら良くなるのか”という深い悩みからは開放してくれる。

しかし、他人の言葉を鵜呑みにせず、理性を持って行動していく必要がある。

という趣旨の事も書いています。

この”世の中がどうしたら良くなるのか”という問いには、最終的には、

どうしたら良い候補者が現れるのか

という問いに行き着くと思います。

私は、「世の中を良くしたい」と考える人が政治家になるべきだと考えます。

もし、このブログを読んでいる方々が、良い候補者を見つけられなかった時には、ぜひ、皆さんが立候補をしてほしいと思います。

そうなった時に、皆さんだったら、どうやって選挙を戦いますか?

当選後は、どんな活動をしていきますか?

一度、想像してみてもらえたらと思います。

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2012年3月22日 (木)

初めての意見聴取会

昨日は、総務企画委員会を傍聴しました。

質疑の中では、JR岡崎駅近くの空き用地を子ども科学館(事業予定費40億円)の候補地として、土地活用の調査を民間企業に800万円で委託する予算の説明等々がありました。

そして、本日は防災基本条例設置特別委員会に出席しました。

回覧で各家庭にチラシが回ってきたかと思いますが、私達が1年間かけて策定してきた条例案についての市民意見聴取会を行います。

岡崎市議会では、議員自らが条例策定を行っているのは、私も策定委員会のメンバーとして参加した議会基本条例に続いて、この防災基本条例で2例目です。

しかし、市民意見聴取会を行うのは、岡崎市が誕生して90年以上経ちますが、初めての事です。

議員が市民に対して、「議会や委員会の傍聴に来てください。」と言うのは簡単ですが、私達が議会の外に出て、市民の皆さんと意見交換を行うのは、良い事ですよね。

聴取会の内容は、

・防災啓発映像の視聴

・挨拶、出席者紹介

・概要説明

・意見聴取

となっており私達、委員会のメンバーがそれぞれ分担して、受付概要説明、質問者へのマイク回し等を行います。

開催時間は、午後7時~午後8時30分

開催会場は、

4月11日(水) 東部市民センター  (大原まさゆき説明員)

4月12日(木) 額田会館       (大原まさゆき受付)

4月17日(火) 大平市民センター  (大原まさゆき欠席)

4月18日(水) 岩津市民センター  (大原まさゆきマイク回し)

4月19日(木) 矢作市民センター  (大原まさゆき欠席)

4月24日(火) 六ツ美市民センター (大原まさゆき説明員)

4月25日(水) 南部市民センター  (大原まさゆき説明員)

4月26日(木) 福祉会館       (大原まさゆきマイク回し)

となりました。

多くの市民の方々が参加されます事をお待ちしております。

ところで、愛知県が東北被災地のガレキの焼却埋め立てを、碧南市の中部電力敷地内で調整し始めました。

正式決定すれば、約1年かけて処理場の建設をするとの事。

私としては、放射性物質の人体への影響がまだ不明確な部分があり、全国の各自治体でのガレキ処理と埋め立てには反対であり、

東京電力と国が、責任を持って福島県付近で処理を行い、近隣住民の他県への避難サポートを行うべきだと考えています。

そして、三重県でもガレキの処理が検討され始めましたが、どうして国は、無理やりにもガレキを全国で処理させたいのでしょうか。

マスメディアでは、

”ガレキの存在が復興の妨げになっている。”

”日本人なら、全国でガレキを受け入れて、復興に協力するべき”

という論調が多い気がしますが、本当に全国処理が必要なんでしょうか?

例えば、被災地の地元自治体では、こんな声があります。

岩手県岩泉町長 「もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。」

岩手県陸前高田市長 「陸前高田市内にがれき処理専門のプラントを作れば、自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理できると考え、そのことを県に相談したら、門前払いのような形で断られました。」

宮城県知事 津波浸水域での県道整備などが実質的にゼロ回答だったため、「前に進もうとしているのに、国が後ろから袖を引っ張っている。」と強い不満を表明。

全国処理する運送費よりも、地元で処理場を建設する方が安いのではないかという話もあります。

私も実際に、昨年8月に宮城県南三陸町までガレキ撤去の個人ボランティアに行った際に、

海辺に物凄く大量のガレキが積まれているのを、直接、見てきました。

しかし、「その土地にガレキがあるから、復興の妨げになる。」という状況には決して思えません。

さらに、公益社団法人 全国産業廃棄物連合会にて、平成16年の時点で、「災害廃棄物処理体制構築マニュアル」が作成されており、被災ガレキの全国処理の取り組みが示されていますが、

もしかして、放射性物質があろうと無かろうと処理業者による利権を環境省と自民党と民主党が後押ししてるという事なのでしょうか・・・

また官僚による業者への天下りや、業者から政党への献金があるのでしょうか・・・

こういう状況を”政官業(政治家・官僚・企業)の癒着”と言います。

全国産業廃棄物連合会から、業者名、個人名を探っていくと何か分かるのでしょうか・・・

もしかして愛知県の元職員も業者に天下りなんてしてませんよね?

しがらみの無い国会議員の方、どうか調査をお願い致します。

ところで、全然関係ありませんが、8年ほど前に読んだ本「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」(ベンジャミン・フルフォード著)の中で、

「日本の不良債権は、政・官・業+ヤクザによる”鉄の四角形”の癒着が原因であり、マスメディアは一切、報道しない。」

なんて文章がありました。

ちなみに、明日は議会運営委員会にて、3月定例議会閉会日の採決方法等が説明されるので、傍聴する予定です。

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2012年2月29日 (水)

ステレオタイプ

昨日は、東康生商店街まちづくりの会の方々とお会いしました。

というのも、先日、報道でもあった様に、観光夏まつりみこし踊りが、来年度は休止になる事についてのアンケートがFAXで送られてきたからです。

最初は、FAXで返信しようかと思ったのですが、それでは少々、不親切の様な気がしたので、アンケートの回答を直接、会って渡してきました。

アンケートの質問は2点です。

①みこしと踊りの休止について賛成か反対か

中心市街地の活性化について何か考えはあるか

という事でした。

しかし、議員には予算を作る権限がありません

つまり、議会の中で、市長側から

「○○の事業を○○円で行う予算を組みました。」

提案があって初めて、議員として賛成なのか反対なのかを審議、採決する事ができて、

議員の過半数以上の賛成があれば、市長側が事業を行えるしくみになっているのです。

という事から、

「みこしと踊りの計画が無い

という事は、

「みこしと踊りの予算が議会に提出されない

という事なので、私達議員は、賛成とか反対とか言う機会が無いのです。

そして、市民からの請願や陳情があって、議員の過半数以上が「みこしと踊りを休止にするな。」と意見を述べたとしても、市長や職員側は、議員の言う事を聞く必要は無いのです。

市民の皆さんが思うよりも議員の権限なんてちっぽけなものです

けれども、いくら議員に権限が無くても、市民からの質問を無視する訳にはいきません。

私の回答は、

①みこしと踊りの休止については反対

ただし、市から参加者に支払われる参加料(みこし1台につき5万円、踊りの参加者1人につき200円)を廃止するなどし、約2800万円かかっている市の経費を2000万円以下に抑えるなどの見直しが必要。

②中心市街地の問題は、日本だけでなく世界中の先進国でも大きな問題であり、活性化への取り組みは、市街地の商店・店舗オーナーの3者が一体となる事が必要。

そもそも、日本で中心市街地が急速に衰退してしまったのは、1998年にアメリカからの圧力によって、規制緩和の名のもとに、日本の政府が”大型店舗の出店調整をしてきた法律”を廃止してしまった事が始まり。

例えば、イギリスでは、大型店舗の立地は中心市街地が原則であり、2番目に市街地の隣接地、例外として郊外に建てる事ができる。

ドイツでは、大型店舗で販売できる品物が限られており、個人商店の保護がされている。

フランスでは、大型店舗を建てる条件として、小規模企業の倒産を避ける事。雇用を確保する事などが決められている。

イタリアでは、大型店舗を建てるには許可制となっていて、地域・環境に与える影響、歴史的地区の保全、既存中小商店への補償などの条件があるなど、それぞれの国では対策が行われている。

中心市街地の活性化のためには、日本政府は外国政府の圧力に屈せずに法律を改正し、地方自治体は各先進国の取り組みや、日本国内(香川県高松市の丸亀商店街など)の取り組み事例を研究し、商店街の方々は空き店舗対策や後継者問題の克服などをしていく事が必要である。

という趣旨の回答を渡しました。

すでに回答があった議員の数は6名ほどとの事です。

岡崎市議会には39名の議員がいるのに6名というのは少ないですね。

たまに、私のところに市民からの問い合わせがある事がありますが、

A議員にもメールで同じ質問をしましたが、一向に返事がきません。」

とか、

B議員の家に電話して家族の方に折り返し電話してもらえる様に伝えたのですが、一向に電話がありません。」

という話を聞く事があります。

岡崎市には現在、約37万8000人の市民が暮らしていますが、岡崎で議員になるには、選挙の票数が約2500票以上で当選できます。

つまり37万8000人の市民に目を向けなくても、自分の支援者だけの事を考えていれば、十分、当選できてしまうのです。

しかしそれでは、益々、政治に対する不信感が大きくなってしまいますよね。

自分の支援者でなくても、また、議員の権限で無い事についての質問だったとしても、なるべく誠実に対応する義務が、議員にはあると私は考えています。

そして本日は、3月定例議会の開会日でした。

66議案が議会に提出され、市長と二人の副市長から、提案説明が行われました。

ところで、外国からの圧力と言えば、最近、南京大虐殺の有無が物議を呼んでいますね。

当時の南京には多くても20万人しか住んでいなかったのに、どうして30万人もの中国人を日本軍が殺す事ができるのでしょうか。

私達、日本人は誤った歴史認識を、次の世代の人達に引き継いではいけません。

靖国神社への参拝も同じですが、中国は外交を有利に進めるカードとして、いつまでも言い続けてきますし、日本のマスメディアの論調では、ほとんどが「中国に配慮すべき。」の様ですね。

しかし、例えば、マスメディアで繰り返し報道されたり、声の大きな人達が、間違った情報をたれ流していた場合に、

正しい事実を知っている人達が発言しなくなってしまう事があります。

そうすると、さらに、間違っている情報にもかかわらず、目や耳にする機会が増えるので、何も知らない人達は勘違いを起こし、益々、正しい事実を知っている人達は、何も言えなくなってしまう悪循環になってしまう場合があります。

この悪循環を”沈黙のらせん”と名付けた、アメリカの政治学者が居ました。

私達は、沈黙のらせんに陥らないように、自分の頭できちんと考え、回りの人達に話す必要があります。

そして、マスメディアの影響といえば、アメリカのジャーナリストでもあり政治学者でもあったリップマンが書いた”世論”という本があります。

リップマンは”ステレオタイプ”という言葉の生みの親です。

先日、”自由からの逃走”を読み終えたので、今夜からはリップマンの”世論”を読み始めたいと思います。

世論の上巻の表紙には、

リップマンが「世論」を書いた動機は、第一次大戦後の混乱の原因究明にあった(1922年刊)。

にもかかわらず我々がこの書を手にすると、あたかも現在を分析し警告を発しているかのような切迫感を覚える。

と書いてあります。

ちなみに明日からは、それぞれの会派の代表者による代表質問が行われます。

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2012年2月15日 (水)

議会改革

昨日は、父方の伯母(82歳)がガンで亡くなったので葬儀に出席しました。

子どもの頃から現在まで優しく接してくれた人が居なくなり寂しいです。

昨年は、夫である伯父が亡くなっているので、伯父の元に行きたかったのでしょうか・・・

実は、2月1日には母方の祖父が老衰で亡くなったばかりだったので、お通夜や葬儀など少々、慌ただしい日々でした。

そして、本日は議会運営委員会を傍聴しました。

本日の議論は二つ。

議員定数について

議会基本条例について

この2点のテーマは、一昨年の11月から昨年の11月までの1年間、議会改革特別委員会で議論され、結局、各会派の意見がバラバラで結論が出ず、

昨年の11月からは議会運営委員会で議論されてきました。

まず、議会運営委員会とは何かというと、議会や議員に関わる事や、定例会の進行などについて決める委員会であり、各会派の代表者がメンバーとなります。

なので、私のような無所属の議員は議会運営委員会のメンバーになれず、傍聴するしかありません。

前回(1月16日)に傍聴した議会運営委員会でもほとんど同じ事が話されていましたが、各会派のコメントをまとめると、

議員定数について(概要)

自民清風会 法定上限数の撤廃に伴う定数変更は必要なし。住民の意見も聞いて判断すべき。委員会の人数は多い方がいい。

ゆうあい21 議員定数を4名減らすとい意見。

公明党 議員定数を4名減らす方向で検討が必要。

日本一愛知の会 4名減らす事を提案しており、進めていかなければならない。

自民絆の会 定数を削減する必要はない。議員全員で報酬1割カットを提案する。

という事でしたので、この議会運営委員会のメンバー構成を、議員定数の意見別に分けますと(委員長は除いてあります)、

自民清風会  4名

自民絆の会  1名

削減に反対 合計 5名

ゆうあい21    2名

公明党       1名

日本一愛知の会 1名

削減に賛成 合計 4名

以上、(実際には採決は取られませんでしたが)5名4名という事で、1年以上かけて話し合ってきた意見が結局まとまらず、議員定数の議論はこれで終了となりました。

仮に、現在の39名の全ての議員で賛否をとっても、議長を除いて、

おそらく反対20名賛成18名だと思われます。

なので、議員定数は現在の40名のままという事になりました。

ちなみに、大原まさゆきの議員定数についての考えは、削減に賛成です。

けれども、先日の議員研修会の講師が言っていた様に、丸のみ議会や非公開議会という形が変わらなければ、いくら議員定数を削減しても意味がありません。

もし、支出の削減が目的であるならば、約5億円かかった旧本多邸の復元工事や、現在、計画中の約40億円の子ども科学館などに反対できる様な、予算に中立な是々非々の議員が半数以上居る事の方が、

議員定数を4名とか8名とか減らすよりも、何倍、何十倍もの経費の削減に繋がります。

それでは、定数の半数以上の議員が予算に対して中立で是々非々の立場になるには、どうしたら良いのでしょうか?

それには、是々非々の立場で活動する事を目的とした人が立候補しなければなりません。

それも、定数の半数以上なので20名以上が必要です。

しかし、前回、前々回の選挙を見ても、是々非々の立場は私たった一人しか居ませんでした。

なので、まず

岡崎市に是々非々の立場の議員が必要という事を多くの市民が知る事と、

是々非々の立場で立候補した方が当選できそうな風潮を、市民の皆で作りだしていく事が重要になってきます。

先日、民主党の元名古屋市議の息子が逮捕されました。

融資の受け取りがスムーズに行くように、市民から頼まれ、親子で、金をもらっていたとの事です。

今回の事件で私が注目したいのは、議会の中での予算審議一般質問という本来の仕事に労力を使っていないという点と、

議会の外で、議員という肩書を利用していたという点で許せない気持ちがあるのですが、

そういった議員を利用していた市民がいた事に注目しています。

議員は、市民の意見を市政に届ける代弁者であります。

議員によっては、

学区の代表

労働組合の代表

宗教団体の代表

市民団体の代表

などの面が多く見受けられます。

(ちなみに私はしがらみのない政治を目指していますので、特定の集団の代表ではありません。言い方を変えれば、全ての市民の代弁者でありたいと考えています)

けれども、有権者が個人の利益を優先させようとして、例えば、

自分だけが融資を受けられたら、それで良い。」

と考えて、(実際には、ほとんど議員の肩書の効果は無いと思いますが)、特定の議員に金品を渡したり、支援をするのは、

市民全体から考えるとマイナスになります。

そういった有権者は、きっと、市の事業で何十億円も何百億円もの必要性の低い事業が行われていたとしても、自分だけが良ければ良いのでしょうね・・・

このブログの読者の皆さんは、岡崎市議会が丸のみ議会である事や、私自身も減らした方が良いと考える議員定数について、どうお考えでしょうか。

そして、議員運営員会での各会派の意見として、

議会基本条例について(概要)

自民清風会 議会基本条例は理念条例であり、他の規則などを改正すれば良いので、議会基本条例の改正は必要なし。

ゆうあい21 議会基本条例の見直しは年度ごとに行うのが基本。ただし、条例改正をするかどうかよりも、現在の条例に議員の行動が沿っているかどうかの検証が必要であり、いくら条例の文章を変えていっても、行動が追いつかなければ意味が無い。

公明党 市民の声を反映し議会を活性化するために見直しは必要。

日本一愛知の会 議会基本条例は作ったから良いのではなく、日曜・夜間議会のように議員の方から市民に近づく必要がある。そして、一生懸命にやっている議員と一生懸命にやっていない議員が居る事もあり、各会派の意見ではなくて、会派内の個人や全ての一人一人の議員名で意見を出してもらって、市民に公表した方が良い。

自民絆の会 議会基本条例の改正は必要なし。内容の審議も今のところ必要なし。ただし現在の、議長が1年ごとの交代制を2年ごとの交代制にする事は導入すべき。

以上の結果でした。

そこで議員定数と全く同じく、改正に反対というメンバーが多かったので、3月議会での議会基本条例の改正議案の提出は見送られる事となり、

次回の議員運営委員会(2月20日)では、自民清風会から提案のあった、議会基本条例に沿った行動を議員が行えているかどうかの検証案についての議論がされます。

そして、今後の議員運営委員会にて、条例改正とは別に、臨時議会や夜間・日曜議会、議会報告会、議員間の自由討議などについて議論が行われていきます。

内容をまとめると、ポイントは二つ。

①細かな規則等の改正だけで済むので、条例の改正をしなくても良しとするか、細かな規則等の改正と併せて条例の改正をするかどうか。

②条例の改正をしてもしなくても、例えば、政務調査費でのグリーン車使用の廃止、議会報告会の開催、夜間・日曜議会の開催、政務調査費の電話・ガソリン代の領収書添付の義務付け等々を行うかどうか。

という事なんです。

①の条例改正については、改正無しという事で決定しました。

そこで、今後②の議論になっていくとの事ですが、各会派の意見が今のところバラバラの様です・・・

では、大原まさゆきの意見はというと、各会派の意見にもありましたが、

①政務調査費のグリーン車使用の廃止

②議会報告会の開催

③政務調査費の電話代・ガソリン代の領収書添付の義務化

に加えて、

現在、凍結中の海外視察の完全廃止

⑤議案審議の賛成か反対かの結果を会派ごとでなく、議員の個人名で市民に公表

が必要だと考えます。

そして、2年前の議会基本条例設置特別委員会のメンバーとして、条例策定作業中にも発言しましたが、

⑥議員報酬の根拠

⑦議員定数の根拠

⑧1年に1回とする議員研修を1回以上に変更

という内容を議会基本条例に記載するべきだと考えます。

岡崎市議会の議会基本条例を単なる理念条例としてしまうのか、議会内での最高法規として実行力のある条例とするのかどうかは、

私達、岡崎市議会議員が自ら決める事ができます。

議員定数についても全く同じ事を書きましたが、議員の半数以上が望む事で、議会基本条例の改正、そして議会改革も進みます。

そして、議員を議会へ送り出すのは、一人一人の有権者の行動の積み重ねです・・・

ちなみに、議会運営委員会を傍聴していると、日本一愛知の会の代表の山本まさひろ議員が、議会を改革しようとする熱意が伝わってきます。

議員定数が減る事で、議員としては落選の確率が高まってしまうので、会派内でも、今回の削減意見のとりまとめには苦労したかもしれませんが、そういうリーダーシップがある所も良いと思います。

勝手な事を書くのもどうかと思うのですが、山本まさひろ議員は大きな会派を離脱し、現在は少数の会派の代表をしています。

そういった事から、おそらく会派に対する市民からの印象を左右する立場にある責任感と緊張感をもって、議員活動を行っているのではないかと思います。

私も似た状況なのですが、無所属として、たった一人きりの活動であるため、私の行動は全て私自身にはね返ってきます。

なので、10名を超えるような大きな会派に所属していて、例えば、市民から

「どうして、あの予算に賛成したんだ?」

とか、

「議会改革が進まないのはなぜ?」

などと聞かれた時に、

「会派の会長が決めたので・・・」

とか、

「会派内の議員に意見を合わせないといけないので・・・」

と言って、他の議員の責任にする言い訳ができません。

市民からは「大きな会派に入っていた方が良いんじゃないの?」と良く聞かれる事がありますが、

その「良い」という言葉の意味が、議員にとって良い事なのか、市民にとって良い事なのかで、全然、答えが違ってきます。

さらに、議員の活動が、特定の個人の為なのか、特定の支援団体の為なのか、市民全体の為なのかでも、答えが違ってきますね。

けれども、無所属や少数会派の議員が良くて、大きな会派の議員はダメなのかといと、そういう事でもなくて、

山本まさひろ議員が委員会の中で言ったように、一生懸命な議員もいれば、一生懸命でない議員が居て、

自民清風会のやなせ太(とおる)議員は、私から見て、とても勉強熱心だと思います。

他の議員の悪い部分をけなす事は簡単ですが、議員の良い部分を市民に伝える事も必要ですよね。

ところで、一部の人から平成のヒトラーの様に言われてしまう事もある橋下大阪市長ひきいる大阪維新の会が主催する政治塾が大人気です。

この前の大阪市長選挙では、自民党・民主党・共産党の推薦する現職市長を破って当選した橋下市長には、

橋下市長と同じように既成政党の支援を受けていない無所属の立場の私としても痛快な気持ちになりましたし、見習うべき所共感する政策が沢山あります。

その反面、橋下市長がTPP外国人参政権に賛成している事、公明党と連携を取ろうとしている事などから、仮に国会内で大きな勢力となってしまう事も心配です。

もちろん、全ての考えが全く同じ人なんて居る事の方が不思議だとは思うのですが、

私は、私自身の資質を高めると共に、入りたいと思える政党や、まだ知名度のない日本のどこかに居る私の師匠を探していきたいと思います。

そういえば、大村愛知県知事や河村名古屋市長の政治塾も人気の様ですが、

応募者の中で、一体、何割の人が、純粋に塾で勉強したいと考えていて、一体、何割の人が、単に選挙の為だけに大村知事や河村市長の支援が欲しいと考えているのでしょうか・・・

私が有権者であれば、候補者がどの塾に所属しているかよりも、候補者自身の中身の方が重要だと思うのですが、皆さんはどう考えますか?・・・

そして突然の事でとても驚いたのですが、群馬県で市議会議員をしている私の友人が、昨日、亡くなったという報告を本日、受けました。

30歳とまだまだ若いのですが、3年前に腎臓ガンである事が判明し、議員を続けながら治療をしてきたのですが、残念ながら、病魔には勝てなかった様です。

3年半前に山梨県で、地盤も政党の支援も何も無い市議会議員選挙に手伝いに行った時に知り合い、その後は3度程、市長選挙、村議会議員選挙など、色々な選挙の手伝いで顔を合わせた仲でした。

街宣カーに一緒に乗った事や、少々、複雑な電話がけの方法を教えてもらった事、一緒に銭湯に行った事や、選挙事務所近くのアパートで深夜まで議員3人で話し合った事、カラオケに行った事など色々な事を思い出します。

その友人は、自分の病気の事を冗談にする事もあって、私としては笑って良いのかどうか困った事もあったのですが、今回の事は本当に残念でなりません。

17日(金)は経済建設委員会があるので、その日の夜か、18日(土)の早朝に新幹線等で群馬県まで行き、葬儀に出席する予定です。

ちなみに、新幹線の中では、ドイツ出身(後にナチスに追われアメリカに亡命)の社会心理学者エーリッヒ・フロムが1941年に書いた「自由からの逃走」を読もうと思います。

まだ、半分までしか読んでいませんが、元々は、政治学の本を読んでいた時に、

ヒトラーの”強いものには服従し、弱いものを支配”しようとする権威主義的性格が、ヒトラーだけでなく、ヒトラーを支持した多くの大衆も持っていた。

という記述から、一度、読んでみたいと関心を持ったのがきっかけでした。

しかし、実際に読んでみると、市民革命産業革命によって、自由になった労働者や農民らの中での格差が大きく広がってしまった問題等が、

1900年代以降の現在でも、共通の問題であると書かれてあり、哲学者トマス・ホッブズや社会学者・経済学者マックス・ヴェーバー等の言葉を引用もしながら、

心理学者から見た、政治・経済・宗教の時代考証を、とても興味を持って読み進める事ができます。

そして、1900年代のアメリカにおける

資本主義の長所・短所

選挙では、政党が勝手に公認の候補者を擁立するので、市民が本当の意味で直接、選ぶ事ができず

また、候補者はスローガンを連呼し、本当の問題点とは違う点を公約に掲げ、有権者の判断能力を奪ってしまう事や、

有権者は、人に言われた通りに投票する様な自分の考えを持たないとする政治の問題点、

昔の商店は、個人店主が、近所の買い物客と一人一人接しながら、コミュニケーションの場としても機能し、店主も客も、自分自身の存在の価値を認める事ができたが、

大量消費社会では、売る側も買う側も、誰が売っても誰が買っても、又は買わなくても、歯車の一つとして、個性が無くなっている問題点、

また、その消費社会を拡大する広告は、商品の性質よりも、若い美人タレントや、有名スポーツ選手などを用いて、消費者の知性ではなく、感情につきささる方法をとり、商品の良し悪しを見抜く能力を奪ってしまう問題点、

元々は人間の為に考えられたお金の制度が、今では、お金を稼ぐ事が人生の目的になってしまい、お金に合わせて人間が行動してしまっている問題点、

経済情勢が、以前よりも大規模でさらに複雑になっていて、一個人では先を見とおす力を持つ事が難しいという問題点、

等々、ブログには書ききれませんが、現代の日本社会にもあてはまる問題点が分析されていて、とても勉強になります。

その他、「人は、自由になるほど、その引き換えに孤独になり不安におそわれる」など、現代社会の息苦しさの原因をつかむヒントも書かれてあり、

半分、読んでもまだまだヒトラーが全然、出てこないのですが、皆さんにもお薦めしたい良書です。

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2012年1月26日 (木)

研修

年に1回行われる、弁護士大学教授等による岡崎市議会議員研修会が行われました。

今回のテーマは、

地域政策をめぐる議員と地域住民

でした。

研修の中で新聞記事の引用がされており、

全国の地方議会のうち、市長や県知事が提出した議案を4年間で一本も修正や否決していない「丸のみ議会」が50%、議員提案の政策条例が一つもない「無提案議会」が91%、議員個人の議案への賛否を明らかにしない「非公開議会」が84%(2011年11月時点)

という説明があり、これは問題であると厳しく言われました。

岡崎市議会は、たった一つだけですが2009年に議会基本条例を議員が作ったので、無提案議会ではありませんが、

議案(予算や条例等)については私を含めた少数の議員が反対しても、全て可決してしまうので、丸のみ議会であり、

会派として賛成なのか反対なのかの○×表は市議会だよりに掲載してますが、私など無所属議員の賛否や、会派内の個人議員の賛否は公表していないので、非公開議会です。

これが問題であるという事を多くの市民の皆さんに知ってもらいたいです。

ちなみに、講師の大学教授は、「丸のみ議会非公開議会という問題は、議員定数や議員報酬を減らすかどうかの議論よりも重要です。」と話していました。

そして、市民から、

「着ていない新品の衣服をどこかに寄付したいんだけど、探してもらえないかな?」

という相談を受けました。

市の事業では思いつかなかったので、とりあえず、福祉会館2階の廊下にある各種ボランティアグループの張り紙を見てみました。

その中で、一つだけ、ホームレスへの支援グループがあったので、連絡をしてみようと思います。

ちなみに、そのグループは、東岡崎駅やJR岡崎駅で炊き出し等も行っているそうです。

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