総務企画委員会
総務企画委員会を傍聴した。
本日の議題は”電子申請について”であった。
現在、名古屋市を除く愛知県内の全ての市・町が加盟しているあいち電子自治体推進協議会というものがある。
そこを通して、住民票の写しの交付などの本人確認が必要となる電子申請・届出システムと、イベントへの参加申し込みなど本人確認が必要ではない簡易電子受付サービスという2種類のサービスが行われている。
電子申請・届出システムは平成17年1月24日から第1次が稼動されており現在は37の申請・届出が行える。
今年度中には印鑑登録証明書の交付など、全部で48の申請・届出ができる事になる。
しかし、利用者数がかなり少なく、例えば住民票の写しの交付の請求であれば、今までの1年半の間でたったの7件である。
これでも愛知県内では、ベスト3くらいの多い数だとの事である。
いくら利便性の向上の為といっても、ICカードを500円で購入し、そのカードを読み込む機器(カードリーダー)も3000円ほどで購入する費用と手間を考えると、逆に面倒になってしまうとも考えられる。
そして、岡崎市だけでも、平成15年から平成17年までにかかった費用は約2500万円である。
そもそも、2000年当時、Eジャパン構想を政府が発表し、全ての国民が情報通信技術を活用できる日本型IT社会を全国で実現しようとしているのだが、その目標の一つに2003年までに電子政府の実現というものが含まれていた。
その電子政府が確立する事は素晴らしい事だとは思う。
しかし、まだまだ実質的に実現するには、まだまだ程遠く思えるし、多額の費用の使い道が市民への行政サービスの向上に繋がっておらず、経済を活性化させるための公共事業の様に思えてしまう。
そして、個人情報の漏洩などのセキュリティ面でも大きな心配もある。
岡崎市のホームページに窓口があるので、右側の”電子申請窓口”のところをクリックして利用できます。
| 固定リンク