条例作り
現在、市役所にかかっている垂れ幕です。
ロンドンオリンピックでの活躍に期待をしたいです!
昨日は、防災基本条例設置特別委員会に出席しました。
今回の委員会で、条例の文章の最終決定を行うという事で、最後の提案があれば提出しておく様にとの宿題が出されていました。
他の議員は提案が無かったので、提案をしたのは私だけでした。
条例作り自体は、直接、自分自身の評価には繋がりにくい事や、文章を考える事はかなり面倒です。
けれども、何度もブログに書いてますが、「条例作り」を積極的に行う事や、その為の能力を高める事は、
そもそも本来、議員がしなくてはいけない重要な役割の一つです。
条例の最終決定前に、私が提出した条例に関する宿題は、
①第4条(市民の責務)に「ガラス等の飛散防止」の文字を追加する事
②第7条(議会の責務)に「議会は、必要に応じて本条例の内容の見直しに努めなければならない」の文章を追加する事
③第17条(文化財等の保護)の「文化財等」という言葉を「国、県、市から指定等を受けた文化財」に変更をする事
という三つの内容です。
今回、①の提案は採用されましたが、②は却下、③については「文化財等」が「文化財」に変更されました。
岡崎市制が始まって90年以上経って、市の職員ではなく市議会議員による条例作りが初めて行われたのは、今から3年前の議会基本条例です。
その時にも、私は作成委員会のメンバーでした。
しかし、議会や議員の事を定める条例という事もあって、議会基本条例には、私の提案はほとんどが却下されました。
具体的に書けば、
私「議員定数の根拠についてを条例に盛り込んだら?」
他の議員「反対!」
私「議員報酬の内容についてを条例に盛り込んだら?」
他の議員「反対!」
私「年に1回の議員研修会を年に1回以上としたら?」
他の議員「反対!」
等々と、こんな感じでした・・・
けれども、岡崎市制が始まって以来、やっと2例目となる防災基本条例の策定については、
議員自身に直接関わってくる事が少ない事や、積極的に条例を作成しようとする議員達が、ほぼ同じ方向を向いて進める事ができ、私の提案もそれなりに盛り込んでもらう事もできました。
今回の委員会中でも、8条の項目が、「災害時」と「平常時」がバラバラに規定されていたのがどうしても気になりましたので、きちんと分ける事を急遽、提案しましたが、他のメンバーも納得し、時系列で分ける事になりました。
議員同士は、どうしても選挙を戦う敵同士です。
会派に所属していない私には仲間すらいません。
頑張って提案すればするほど反発をくらってしまう事もありますので、
提案しなければ、準備にかかる時間や文章作成の労力もかからず、問題点の発見で考え込む事も、他のメンバーに反対されてへこむ事も無いでしょう。
防災基本条例設置特別委員会のメンバーの中には、2年間の策定作業中にほとんど提案をしない議員もいますので、そういう楽チンな事をしようと思えばできます。
委員会室には、2年の間、一般市民の傍聴者は一人も来なかったので、議会の中でいくらさぼっていても、
人と会う時には、「忙しいです!頑張ってます!」と言っておけば、それで済んでしまう事もあると思います。
けれども、他の議員も納得のいく提案であれば、無所属の私の提案であっても採用されますし、
そして、他の議員まかせにしたり、市の職員に頼りきってしまえば、いつまで経っても、
「議員なんて仕事してないんだから、必要ないんじゃない?」
といった議員不要論が無くなりません。
以前のブログで書きましたし新聞報道もされましたが、4月には市民センター等8会場にて、総代さんや一般市民の皆さん向けに、
防災基本条例 意見聴取会
を行いました。
この時に防災基本条例設置特別委員会のメンバーが、説明員として、条例の内容について述べましたが、
その説明原稿は議会事務局の職員が作ったものです。
私自身も初めは、他の議員と同じく市の職員が作った原稿を読んでいましたが、やはり、自分の書いた原稿でないと、伝えにくいし気持ちが込められないと思い、私に限っては自分専用の原稿を作りました。
写真は南部市民センターで私が説明している様子です。
委員長でもある議員からは、「大原議員の説明が具体的だった分だけ、今回は、総代さんからの質疑も深かったですね。」と言われました。
今まで、約2年間の条例作成は私にとっては、本当にやりがいのある作業でした。
こういった機会を与えてくださった方々に深く感謝をしています。
そして、条例の文章が最終決定したので、予備日だった7月17日の午前10時からの防災基本条例設置特別委員会は無くなり、
午後からの経済建設委員会として藤川地区整備事業と丸岡新橋橋りょう整備事業の現地視察だけになりました。
そして、8月6日の全員協議会にて、防災基本条例設置特別委員会のメンバー以外の議員に、正式に条例の文章を提示する事になります。
ところで、今年の10月には岡崎市議会議員選挙と同時に岡崎市長選挙も行われます。
今のところ正式に立候補を表明しているのは内田やすひろ県議だけですが、
もう一人、別の県議会議員も立候補するとかしないとか・・・
そうなると2名の県議が市長の座を争う事になるので、2名分の県議会議員の補欠選挙が行われるのかもしれません。
6月議会では、柴田市長から、次の選挙には立候補しない発言がありましたが、
「選挙で選ばれた人に市長として頑張って欲しい。」
という趣旨の事を言っていました。
正式に立候補を表明している人が一人しかいないのに、「選挙で選ばれた人」と言ったのは、水面下での動きを掴んでいるのか、選挙になって欲しいという希望でしょうか。
何か意味があるんでしょうね・・・
政治家は、具体的には言わず、遠回しの言い方をする事が良くあります。
私自身も、はっきりと言えない事は、このブログでも遠回しに書いたりする事が良くありますので、読者の皆さんには伝わっていない事があるかと思います。
また議会での発言も、例えば、
「どうしてこんなに相手側に有利な条件や高い金額で土地を買うの?市と業者が癒着でもしてるんじゃない?」
などとは、はっきりとした証拠が無い限り言えません。
市民の皆様には、面倒くさいとは思いますが、できれば発言の行間を聴き取ってもらえたらと思います。
本日は、駅で配布するためのチラシの原稿作成をしました。
6月議会の一般質問の概要版を作成していますが、いつも、どの文章を削るのかで苦労します。
削り方が悪いと、読みにくいですよね・・・
明日には、印刷できればと思います。
ところで、全然関係ありませんが、こんなニュースがありました。
李登輝・元台湾総統を「精神的リーダー」とする台湾の政党「台湾団結聯合」が、
「釣魚島はそもそも日本の領土」と発言したとの事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120714-00000008-scn-cn
ロシアは北方領土を奪い、韓国は竹島を軍事支配し、中国は尖閣諸島を狙っていますが、心強い発言ですね。
さらに、こんなニュースもありました。
台湾企業ASUS(アスース)が作るパソコン内部の基盤に、
「GOD BLESS JAPAN」(日本に神のご加護を)
という文字が技術者の独断でひっそりと刻まれていたとの事。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120627/chn12062709570001-n1.htm
台湾が東日本大震災を受けた日本を応援してくれています。有難う台湾!
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