今回、私は街宣カーを使用しません。
新人の候補や、より大きな選挙であれば、街宣カーが必要な場面もあるとは思いますが、
現職の市議であれば、街宣カーは使わない方が良いのではと考えます。
理由は大きく二つ。
①税金の節約になる。
②騒音の軽減になる。
という事です。
知っている方もいると思いますが、街宣カーにかかった費用は市からお金が出るんです。
1週間でのレンタカー代は上限10万7100円、ガソリン代は上限5万1450円で、さらに運転手代も上限8万7500円まで市からもらえますので、
合計すると候補1名分で上限24万6050円も税金が使われていたりします。
なので、例えば、40名の候補が街宣カーの使用をやめたとすると、単純計算ですが上限で984万2000円も節約になるのです。
そして、名前の連呼行為に、私はずっと疑問を持ってきました。
確かに選挙時には、支援者からは、
「まだ、こっちの方に街宣カーが来てないから、来て欲しい。」
と言われる事もあります。
けれども、支援者以外の方からすれば、やっぱり騒音でしかありません。
特に夜勤で昼間に寝ている人や、子どもを寝かしつけている人等にとっては、大変、迷惑な事です。
そこで、住宅街の中に入り込んでの街宣は行わない事にしました。
ただ、駅やスーパー前で、いつものスピーカー一つで私の活動報告や政策などの演説は行う予定ではおります。
通勤、通学、買物の皆様には、大変ご迷惑をおかけする事になるかと思います。
選挙の時だけでなく日頃から、
「私の活動内容を知って欲しい」という想い
と、
「多くの人に迷惑をかけている」という想い
のジレンマを強く感じながら街頭演説やチラシ配りをしています。本当に申し訳ありません。
そして、私の六つの特徴を書きたいと思います。
①しがらみが全くありません。
私は、8年前から政党に所属しておらず無所属で活動をしています。
岡崎市議会の中での会派についても、共産党・公明党以外の全ての会派(自民清風会・ゆうあい21・日本一愛知の会岡崎・自民絆の会)から勧誘を受けましたが、所属せずに無所属で活動をしています。
そして、特定の組織や企業、宗教団体、市民団体など、一切の支援団体が無いため、しがらみが全くありません。
しがらみが無いと、選挙には弱いです。
けれども議員になった後には、支援団体の顔色を伺う事なく、市全体の活動が行える事になります。
②必要な予算には賛成し、ムダな予算には反対する是々非々で中立の予算審議。
採決とは、賛成が過半数以上であれば議案が可決し行政側(市長・職員)は予算を使う事ができて、
反対が過半数以上であれば否決されて、行政側は予算を使う事ができなくなるものです。
まず、以下の採決結果をご覧ください。
○平成19年3月 岡崎市議会議員の報酬を月に7000円増額する議案。
反対 大原まさゆき 1名
無所属(共産党) 3名
合計 4名
賛成 自民清風会
ゆうあい21
公明党
民主クラブ
合計 39名
4名対39名の結果、議案が可決して、議員報酬が月に7000円増額してしまいました。
○平成22年3月 東公園に旧本多邸を復元させる事業(約4億5000万円)
反対 大原まさゆき 1名
無所属(共産党) 2名
合計 3名
賛成 自民清風会
ゆうあい21
公明党
無所属(民主党)
合計 36名
3名対36名の結果で可決し、本多邸が建設されてしまいました。
○平成22年3月 子ども科学館の基本計画を策定する業務(約800万円)
反対 大原まさゆき 1名
無所属(共産党) 2名
合計 3名
賛成 自民清風会
ゆうあい21
公明党
無所属(民主党)
合計 36名
3名対36名で可決し、総事業費39億円の子ども科学館基本計画が策定されてしまいました。
○平成24年6月 議員定数を40名から37名に減らす条例改正議案
賛成 大原まさゆき
自民清風会
ゆうあい21
公明党
日本一愛知の会岡崎
自民絆の会
無所属(民主党)
合計 36名
反対 無所属(共産党)議員 2名
36名対2名の結果、可決し、議員定数を37名に減らす事ができました。
議員になって驚いた事の中に、共産党以外の議員は全て賛成ばかりという事があります。
議員の仕事の一つとして、予算の採決があります。
議員には、行政側が無駄な予算を使う事を阻止できる権利がありますし、その為のチェックする役割があります。
なので、賛成ばかりでは議員としての役割を行使できないですし、反対ばかりでもダメです。
私は、必要な予算には賛成し、ムダな予算には反対するという立場をとるためにも、既存の会派に所属しておらず、支援団体も持たない事にしています。
けれども、この本来の議員としての当たり前の役割は、岡崎市議会だけでなく、日本全国でも、きちんと機能していないです。
③条例策定において積極的に提言。
国で作るきまりを法律と呼びますが、市で作るきまりを条例と呼びます。
本来は、行政側(市長や職員)だけでなく、議員側にも条例を作る権利があるのですが、岡崎市議会だけでなく、日本全国の市では、市の職員に任せっぱなしの風潮がありました。
そこで、岡崎市議会では、市制施行以来90年以上経ってやっと、二つの条例を議員側で作りました。
一つ目が議会基本条例、二つ目が防災基本条例です。
私は、両方とも、条例を作る委員会のメンバー(約10名)として策定業務に携わり、積極的に文章案を提言しました。
メンバーの中には積極的に提言する議員と、ほとんど提言しない議員の真っ二つに分かれました。
④一般質問にて提案型・追及型の発言。
議員個人が、議会で質問をする事を一般質問と呼びます。
私が、議員になって驚いた事の中に、一般質問では”単に聞くだけ”の発言をする議員が多い事があります。
事業の進み具合や、事業の完了予定などを単に聞くだけでは、よっぽど市民にお知らせしたい重要な事でない限り、ほとんど意味の無い事になってしまいます。
そこで私は、市で行われていない事を提案したり、行政の課題を追及したりしています。
提案した一例
河川の洪水対策の観点から、源流付近の山林の保水力の調査を提案
結果は、
「有識者らを交えて研究したい」との答弁
追及した一例
翔南中学校の敷地内の元工場から矢作川までの地下に、水を運んでいた約3キロのパイプが埋まったままであり、工場を所有していた企業に撤去させるべき
結果は、
「法律に従い処理をしている。」との答弁←(どこかで聞いたセリフです!)
議員の一般質問には、行政側(市長・職員)に対する強制力がありませんが、私の質問とその答弁を市民の皆様が知る事で、市長を選ぶ判断材料にもする事ができます。
⑤岡崎市で一番若い市議会議員として、議会の中での活動を積極的に市民に報告。
私は、8年前の32歳の時に最年少で初当選させていただき、2期目も最年少で再選させて頂きました。
議員にとって一番大切な仕事は”議会の中での仕事”です。
議会の中で、
「どの予算に賛成・反対したのか」
「どんな一般質問を行ったのか」
「どんな条例を作ったのか」
という事が、最も大切な仕事です。
けれども、市民の皆様にとっては、
「議員が普段、どんな事をしているのか分からない。」
と思われていると考えたので、
議会の中での活動を、ホームページや駅等での街頭演説・チラシ配り、ポスティングなどで、
市民の皆様に積極的に報告してきました。
⑥議員力検定 議員1級に合格。
議員力検定とは大学教授らによって設立され、憲法・地方自治法・公職選挙法・政治概念・時事問題などが問われ、議員にとって必要な知識や能力を見極める検定です。
現在、日本全国に議員1級の合格者は24名しか居ませんが、合格者同志で情報交換等をしながら、今後も知識と能力を高めていきます。
~お知らせ~
後援会事務所を設置しました。
岡崎市若松東1-3-4
0564-55-5101
国道248号線沿い吉野家さんの北隣りです。
なお、駐車場に限りがありますので、皆様のご理解ご協力を宜しくお願い致します。
ちなみに、ホームページは21日(日)まで更新できませんので、宜しくお願い致します。
頑張ります!!!