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2016年8月 4日 (木)

総務企画委員会

総務企画委員会に出席しました。

本日の内容は、”まち・ひと・しごと創生総合戦略”についてです。


まち・ひと・しごと総合戦略とは、国から全国の各都道府県と各市町村に対して、策定する様に要請があったもので、

人口減少の歯止め

東京一極集中の是正

等を目的とし、それぞれの地域での雇用や育児など環境を向上させていく計画です。

岡崎市では、平成27年12月に岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定されており、

本日の委員会では1年間の評価や、今後の見直し部分などの質疑・意見が求められました。

私からの意見は、

・国が示す2060年までに出生率の目標値が2.07であるが、出生率がちょうど2.0の場合は、人口が減っていってしまうので、人口の増減の境目の数値が2.07である事から、目標値が定められており、

岡崎市でも、国と同じく2060年までに2.07を目標値としているが、

岡崎市は、全国でも出生率が高い地域なので、国の目標値よりも高い数値を設定していく事。


・結婚支援として出会いの場の創出事業があるが、以前の一般質問でも提案したが、

例えば岡崎公園などを舞台にした体験型婚活イベントなどを開催し、他市よりも特徴のある出会いの場を提供していく事。

・地域交流センター等のプレイルームでは、乳幼児が遊べるが、小学生の兄や姉が居る場合に、小学生は入れず困っているという意見があり、

例えば、豊橋市のココ二コや、豊田市の地域文化広場・鞍ヶ池公園、長久手市にモリコロパークなどの様に、小学生と乳幼児が同じ施設内で遊べる場所を、既存の施設などを使って設置していく事。

・市内の犯罪認知件数について、空き巣や自転車窃盗、車上荒らしなどの種類別と、学区別に分類・分析していく事と、

防犯カメラを駅の自転車置き場や、犯人逃走の証拠のためにも、駅の出入り口などに設置していく事が可能なのかどうか、鉄道会社と協議していく事。

を検討してもらうように、提案をしました。

ところで、全然関係ありませんが、最近”ポケモンGO”の利用者によるゴミのポイ捨て駐車違反などの迷惑行為が市内各所で増えているという話を聞きました。

中には、ごく少数だとは思いますが、乳児を抱っこひもの中に入れながら深夜にスマートフォンを凝視しながら歩いている人も居るようです。

回りの人達のため、そして自分自身や、子ども達のためにも節度のある利用方法を望みたいです。

私の愛読書でもある渋沢栄一著”論語と算盤(そろばん)”は、日本実業界の父と呼ばれ、

今日のJR,日経新聞、サッポロビール、みずほ銀行、帝国ホテル等々の設立に関わった渋沢栄一が、日本人の人格の低下に警鐘を鳴らし、特に経営者に対して心の大切さを訴える大正時代に書かれた書籍ですが、

経営者だけなく政治家にも、そして大正時代だけではなく現代でも通じる内容を、この機会に、少々私なりに、一部紹介しておきたいと思います。

Img049

 

・日本は明治6年頃から物質文明の進歩に全力を注ぎ、国の豊かさも多いに増大したが、人格は明治維新前よりも退歩しており、いずれ消滅してしまうのではないかと心配している。

・常に精神の向上を富の増大とともに進める事が必要である。

勉強の心を失ってしまえばその人は進歩や成長がしなくなるし、勉強しない国民に支えられている国家は繁栄も発達もできない。

・人はただ一人では何もできない存在であり、国家・社会の助けがあって始めて自分でも利益があげられ、安全に生きていく事ができるのであって、恩返しの意味でも、富を手にしたものは貧しい人を救う事業をすべきである。

・人間の弱点として、利益が欲しいという思いがまさって、下手をすると富を優先して道義を後回しにしてしまう事があり、

それが行き過ぎると、金銭を万能なものとして考えてしまい、大切な精神の問題を忘れ、モノの奴隷となってしまうので、

そうならない様に、立派な手段で収入を得るようにするべき。

・お金に対してムダに使う事は注意しなければならないが、ケチケチしていると経済が活性化しないので、こちらにも気をつけるべき。

・本当の”文明”とは、全ての枠組みがきちんと備わり、そのうえで国民の人格と知恵、能力が揃う事ではじめて言える事だ。

・現実だけ知っていても十分とは言えないし、学問の理論だけ知っていても社会では役立たないので、”現実と学問の調和”が大切である。

明治維新の前までは、社会における道徳教育が盛んな状態だったが、西洋の文化を輸入するにつれて、今では、道徳がひどく混沌とする時代になってしまった。

青年は人格を養成しながら逞しく鍛え、やがては自分を経済的に豊かにするとともに、国家の力や豊かさを増すように努力をする必要がある。

信じる対象が定まらない今の社会で生きていかなければならない青年は、危険が多い分、慎重に振る舞わなければならないので、まずは人格を磨くべき。

・経営者は、一個人の利益になる仕事よりも、多くの人や社会全体の利益になる仕事をしていくべき。

外国製品といえばすべて優秀なものばかりという思い込みが、国民すべてに深く浸透しているのは、本当に困ったことだ。

外国の風習ばかりを見てすぐにそれを我が国に応用しようとすれば、無理なことも出てきてしまう。

・国が違えば、「何が正しいのか」「何が歩むべき道なのか」という考え方は、自然と違ってくるので、

社会の組織や風習をよく観察し、そこに祖先伝来の素養や慣習を照らし合わせて、その国、その社会に合うような道徳の考え方を育てるよう努力しなければならない

人には善悪の心がともに備わっているので、数百年来の習慣が染みつき、利益追及の学問によって悪知恵ばかり発達している人を、すぐに立派な人間にするというのは難しいが、だからといって、放任してもいけない。

・商業道徳の要であり、国家においても、世界においても直接的に大きな影響のある「信用」の威力を宣伝していかなければならない。

日本の商業に携わるすべての人に、「信用力」についての理解と、経済界の基盤を固めていく事が大切である。

・昔は、心の学問ばかりだった一方で、今は知識を身に付ける事ばかりに力を注いでいる。

昔は、読む書籍がどれも「自分の心を磨くこと」を説いていたので、自然と実践するようになっていた。

自分を磨いたら、家族をまとめ、国をまとめ、天下を安定させる役割を担うという、人の踏むべき道の意味を教えたものだった。

・「学問をすれば誰でもみな偉い人物になれる」という一種の迷信のために、学問を修める方法を間違ってしったり、目的も無く、何となく学問をしてしまうと、

実際に社会に出てから「自分は何のために学問をしてきたのだろう」という疑問に襲われ、

その青年自身の身の振り方を誤ってしまうだけでなく、国家の活力も衰退してしまうので、

目的を持ち、実際に役立つ技術を習得すべき。

・今の教育は単に知識を授けるということだけに重点を置きすぎており、数多い科目の習得ばかりにおわれているので、

人格や常識を身に付ける努力をする時間が無い事は、とても嘆かわしい。

以上ですが、大正時代に生きた渋沢栄一が、”ポケモンGO”をしながらゴミのポイ捨てをしている人達を見たら、文明の発展と人格の退歩についてどう思うでしょうか・・・

私は、この”論語と算盤”を愛読しており、議員活動をしていく上で、道を踏み外さない様に、自分への戒めとして、

また、道徳論・教育論への資料としても活用しています。

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