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岡崎市議会の議員研修会として北九州市の市職員を講師に招いて”子ども食堂”をテーマに定数37名の全ての議員で講話を聴きました。
子ども食堂とは、貧困によりお腹いっぱい食べる事のできない子どもや、
家庭の事情により、大人と一緒にご飯を食べる事ができず、一人きりになってしまう子どもらに、
無料や定額で食事を提供する食堂です。
本日、講師に質問した議員は私を含めて5名でした。(挙手制なので質問するかどうかは自由です。)
以下に大原まさゆきと講師のお答えを掲載します。
大原まさゆきの質問
1点目は、子ども食堂の必要数についてお聞きします。
例えばですが”児童500人に対する施設の必要数”とか、市民からのニーズによる施設数、または、市として目標としている設置数があればお聞かせください。
講師のお答え
子ども食堂の必要数でありますが、現在は、14ヵ所の子ども食堂を設置しておりまして、
北九州市の議会でも答弁している事ですけれども、133の学区からそれぞれに一つずつ設置を要望するニーズがあれば、133ヵ所の設置を進めていきたいと考えています。
大原まさゆきの質問
2点目は、効果の検証についてお聞きします。
先ほどのご説明では、現在の子ども食堂の形を、将来的には高齢者の方々のサロンとしても含めて、地域住民のふれあい食堂に発展させていきたいとのお話がありました。
そして、地域交流を活発にする事で犯罪の抑止力効果や、災害時の自助、共助による被害の軽減などにも繋げていきたいとのお話もありましたが、
ある研究者によりますと、地域交流の盛んな地域は高齢者が元気なまま年齢を重ねていくといった健康寿命が高いというデータもあります。
そして、将来ではなく、現在の子ども食堂の段階では、食堂内で子ども達に歯の磨き方を教えたり、家族には言いづらい事でも食堂のボランティアの方に話せる状況があるとのお話も先ほどありました。
そこで、例えばですが、子ども食堂を設置する前と設置した後で、子ども達の虫歯の数や不登校の人数などのデータ収集といった、子ども食堂の間接的な効果の検証を行う予定はあるのかお聞かせください。
講師のお答え
効果の検証ですが、歯磨き指導の方がまだ始まったばかりでありますが、保健部局の方から効果を検証したいという話があります。
そして、現在、高校生などの非行少年らについての居場所づくりとしまして、子ども食堂のボランティアをしてもらっていますが、現在、状況を見ているところです。
また、健康寿命でありますが、地域力が強い場所は健康寿命も高いというのは仰るとおりでありまして、北九州市では全国平均よりも数ポイント低い事からも力を入れて進めていきたい事業です。
そこで、この子ども食堂も健康寿命を高める事業のうちの一つに入っておりまして、今後、検証していく事になるかと思います。
現在、子ども食堂は全国で2000ヵ所ほどあり、増加中との事です。
岡崎市内の子ども食堂をお知らせします。
子ども食堂は地域交流という側面もありますので、お近くの方はお気軽に食事に行ってみてはいかがでしょうか?
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健幸(けんこう)アンバサダー養成講座を”げんき館”にて受講しました。
健幸アンバサダーとは、健康に関する情報を”クチコミ”で家族・友人等に広めていき、健康な人を増やす事を役割とする人の事です。
それでは、なぜクチコミなのかというと、
本日の講師 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 久野譜也教授によると、
「人口のうち7割は健康無関心層であり、行政がいくら重要な情報を伝えようとしても、聞き入れずにシャットアウトしてしまい、
効果があるのは親しい人からのクチコミが有効という事が分かってきた。」
との事でした。
ちなみに、健康に関する情報として本日は
”老化による筋肉の減少”
という内容でした。
ぜひ、ゆっくりと4秒ずつかけて上下するスクワットを一日10回を目安に行い、転倒による骨折防止や寝たきり防止に心掛けて、
皆で健康で幸せな生活にしていきましょう。
このチラシによれば40代以降は筋肉が年に1%ずつ減少していくとの事なので、私自身もスクワットを実践していきます。
そして、自分自身が不健康なまま寿命だけが延びていく事を想像すると、暗い気持ちになるものですが、
皆さんは”ピンピンコロリ”という言葉を聞いた事がありますか?
元々は、長野県高森町の健康維持運動の標語だったのですが、現在、日本各地に広まってきています。
その意味は、”病気に苦しむ事なく元気で長生きしてコロリと最期を迎える事”です。
運動不足は万病の元でもありますので、若いうちから車に頼らずに筋肉の貯金をしていく事が大切だと言われています。
ちなみに、来月11月は議会人事の改選なのですが、今までの1年間に引き続き、”健幸(けんこう)まちづくり推進特別委員会”への所属を希望し、
(仮)岡崎市健康基本条例の策定作業をしていく予定です。
前回のブログにも書きましたが、条例の策定作業と並行して条例の策定能力等々も自己研鑽していき、議員としての質を最大限に高めていきます。
頑張ります!
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”体育の日”という名称が2020年東京オリンピックの年から”スポーツの日”に変更になる事をご存じでしょうか?
そして最初の2020年だけは、スポーツの日が7月24日の東京オリンピックの開会日に移動し、
2021年以降は、現在と同じ10月第2月曜日に戻ります。
元々、体育の日は10月10日(1964年東京オリンピックの開会日)という印象が強い方もいらっしゃるかと思いますが、
若い方達の中にはそういう事を知らない世代が増えてきているんでしょうね。
最近ではパワハラや危険行為の指示、助成金の流用疑惑、段位審査員による金銭授受等々、各種スポーツ界の話題がマスメディアに取り上げられる事が多いのですが、
私はテレビや週刊誌をほとんど見ないので詳細が分かりませんが、外部からのチェック体制が必要なのかもしれません。
そしてスポーツマンシップという言葉もある様に、相手や審判に対して敬意を持ち、ルールを守るフェアプレー精神はスポーツの競技中だけではなくて、
誰もが日常の中でも公正な(フェア)行動をとるべきだと考えます。
人間は欲望に弱い生き物ではありますが、金銭や支配欲など自分の欲望に流される事の無い様に、
筋力や技術だけを鍛えて成長させるのではなく心も成長させていく必要があります。
その様な心を鍛えるには、やはり幼少期からの教えが重要であり効果的です。
日本では昔、武士から庶民まで子どもが習う”学問”といえば儒学や論語などの道徳だったと聞きます。
つまり、文字の読み方や書き方を覚えると同時に、道徳も覚える事ができるという究極に合理的なシステムだったのではないでしょうか。
ただ、儒学は目上の人を敬う思想なので、目上の人が間違った考え方であっても盲目的に従ってしまったり、
目上の人からの指示が無ければ行動できない様な指示待ち人間になってしまう弊害も心配ではありますが、
外国人が日本に来て驚く様に、日本には礼儀正しくてマナーの良い人が多く、治安も良い理由の一つに道徳教育は繋がっていると考えます。
私としては、いつの日にか2500年前に古代中国で論語を残した孔子の思想と、2000年前の古代ローマの哲学者だったセネカの思想の類似性について等々を研究してみたいです。
道徳観念は時代や場所が違っても共通する部分があって、現代のギスギスしてきている世の中で、
”社会を良くしていくにはどうするべきか”
”皆が住みよい社会にするには何が必要か”
”私達はどう生きていくべきか”
等々の大きな手掛かりとして、孔子やセネカの思想は役立つのではないかと考えています。
ところで先日、書店にて”加納治五郎の学習まんが”が目にとまったので購入してみました。
加納治五郎は、”精力善用” ”自他共栄”という言葉を残しています。
精力善用とは、自分自身で高めてきた心身の力をもって、社会を良くする事に最大限活かす事。
自他共栄とは、自分だけではなく回りの人や社会全体も含めて、お互いに助け合う心を育み、栄えある世の中にしていく事。
という意味との事です。
ぜひ、多くの子ども達に読んでもらいたい一冊です。
また、平安時代から明治時代まで約1000年間もの長い間、日本の子ども達への教科書として使われてきた”実語教”の解説本もお薦めの一冊です。
そして、人間は自分が幸せかどうかを”回りの人と比べて判断している”という研究結果がある様ですが、
例えば、幼少期からテレビの裕福層特集や豪華な料理特集などをじっくりと見てしまうと、
生活水準や収入に対する感覚がおかしくなってしまい、金銭欲が強くなってしまう事もあるのかもしれません。
繰り返しになりますが、筋力や技術だけを高めるのではなく、スポーツ等を通して道徳心も養っていく事を、
大人達が自らの行動で示して規範にしていくべきだと考えます。
そして、スポーツに関して私自身の事を振り返ってみると、元々、幼少期の頃から運動が得意ではなく、全く自信が無かった為に運動に対して積極的になれず、
益々、運動が上達しないという悪循環が何年も続いていました。
さらに、中学時代には、親しい友人がいる部活動へと2度、変わった事もあり、一つの事に打ち込む根気や集中力が身に付かず、
また、素人とは一つ二つ違った段階へと上達していく楽しさなどを感じる事もありませんでした。
そして高校生になって、やっと運動する事に自信が付き始めてきたのですが、部活動を途中で退部してしまい辞め癖がついてしまっていました。
しかし、大学時代の空手道部は、物心がついた頃から憧れていた”強くなってみたい”という気持ちが強かったために、
物凄く厳しい練習内容ではありましたが、大学卒業まで続ける事ができました。
特に夏の合宿では、一つの突き技や一つの蹴り技を何十回、何百回と反復練習します。
頭の中で”相手がこう動いたら、こう動いて・・・”と考えるのではなく、相手が上段の突きを出してきたら、瞬間的に腰を落として中段のカウンターを打つなど、
反射的に身体が動く様に、同じ技を暑い道場の中で延々と繰り返したり、
また、私達、学生の動きが悪かったり、覚えるのが遅かったり、気持ちが集中できていない様な時には、
師範が一言、「おい、練習やめや。お前ら乱取りせい。」と言って、
普段とは異なる、相手に直接打撃を与えた後に、道着を掴んで投げ飛ばし合う乱暴な組手をさせられたりします。
そして、練習後には血尿が出る事も多く、また、一つのケガが治る頃には、別の場所をケガしてしまう様な本当に厳しい部活動でした。
しかし、夏合宿が終わって帰宅した翌日に目が覚めた時、全身の筋肉痛でまともに歩けないのですが、
例えば、”車が欲しい”とか”お金が欲しい”等々の物欲がすっかり無くなっていて、無事に生きている事そのものが、ただただ嬉しくて、幸せを感じる基準がとても低くなって、
さらに、合宿前よりも確実に強くなれた実感と自信で気持ちが満たされている状態になります。
私は、スポーツの楽しさの一つは、この様な”なりたい自分になる”という自己実現もあると考えます。
そして、今現在でもこの時と同じ気持ちで、議員として政治思想の軸を定めて、知識を蓄え、能力を高めていく事に励んでいます。
いつも、このブログに書いていますが、本会議場の議席に座っているだけでは、例えば、法律の知識や条例策定能力、会計の知識や財務諸表の分析能力等々は何も身に付きません。
詳しくなるのは市で予定されている事業や実施中の事業ばかりなので、
専門的な能力を高めていくには、自分自身の一般質問や委員会質問の原稿作成とは全く別に時間や労力を使って自己啓発していくしかありません。
この元体育の日に、厳しい武道を学んだ者の一人としてこれからも切磋琢磨していく事を心掛けながら、
また、自分自身の行動に襟を正して議員活動に励んでいきます。
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中日新聞 西三河版(10月4日朝刊)に大学生との意見交換会の記事が掲載されました。
左側に写っている側頭部は私です。
(プライバシー保護のため、写真と記事を一部修正しています。)
加藤よしゆき 議長の挨拶、
やなせ太 意見交換会検討部会長の挨拶、
井町よしたか 福祉病院委員長による岡崎市の子育ての現況説明があり、
現代ビジネス学科 准教授 町田由徳様からは、「子ども好適空間研究」についての説明がなされました。
そして意見交換会として、岡崎女子大学、岡崎女子短期大学の学生の方達11名と、私達、岡崎市議会議員11名が3つのグループに分かれて、子育て政策についての議論を行いました。
コーディネーターとして幼児教育学科 第三部学科長 准教授 野田美樹様によるご説明の後、意見交換会が始まりました。
三つのテーブルそれぞれの意見を元に、学生の方達による発表が行われ、
岡崎女子大学 学長の林 陽子様によるご挨拶がありました。
これらの意見交換会等での意見等を、岡崎市議会から市長・職員に対して提言していく予定となっています。
そして今回は、たまたま福祉病院委員会のメンバーが意見交換会に出席しましたが、今後、市内、各種の様々な団体と意見交換会を開催していく予定ともなっています。
もし、ブログをお読みの皆様が意見交換会に出席される様な事があれば、その時は何卒、宜しくお願い致します。
ちなみに、7月6日の大原まさゆきブログ ← クリック
にて、新聞への写真掲載の度に私の横ギリギリのところで、”いつも切り取られてしまう悲しい思い”を述べたのですが、
本日の新聞掲載では、やっと側頭部が掲載される事となりました。
少しずつ前進しています!
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