9月議会の閉会日にて、コロナワクチン、PCR検査、コロナ感染者の死因などについて質疑を行いました!
9月議会の閉会日にて、討論と質疑を行いました!
大原まさゆきの賛成討論
議長のお許しを頂きましたので、議題となっております第69号から第79号議案、及び第81号議案まで12件全ての議案に賛成の立場から、一部意見を申し上げまして、無所属大原まさゆきの討論を行います。
まず、第75号議案、令和3年度岡崎市一般会計補正予算、第5号の中で、7款商工費のうち中小企業事業資金保証料補助金としまして2600万円が計上されております。
これは新型コロナウイルス感染症対策の一つとしまして中小企業の方々が、金融機関から資金を借りる際の信用保証料を、市が無償で上限100万円まで補助をする業務であります。
令和2年度から行われておりますが、この度1件あたり60万円と仮定し、全体で125件分の申請となる事を見込んでの増額補正と聞いております。
新型コロナウイルスの感染防止のためにはできる限り人との接触を断つ事でありますので、営業時間の短縮や外出の自粛などによりまして、事業者の売り上げが大きく減り、経営に負担がかかっている状況が続いております。
そこで新型コロナウイルス感染症の影響で困っている市内中小企業者の経営の安定化や資金繰りの円滑化の支援策として、信用保証料の補助は必要な業務だと考え賛成と致します。
次に同じく商工費のうち、くらがり渓谷施設管理運営委託料としまして922万7000円が計上されております。
これはコロナ過による休業中の指定管理者への支払いであります。昨年度は、猛暑や新型コロナウイルスへの懸念などが重なり、くらがり渓谷の人気が高く利用者が大変、多かったと聞いております。
例えばですが、お客さんの居ない休業を利用していく事で普段できない点検や整備などを行い、市民の憩いの場所をさらにより良い場所にしていただく事を合わせて期待致します。
次に、8款土木費のうち道路測量設計委託料としまして800万円が計上されております。
これは小豆坂小学校口交差点の車線を増やす事での渋滞対策の費用であります。
今年度の渋滞対策としましてはすでに美合町の下北野尻交差点にて右折帯の延長や右折信号の設置なども行われており、今後も順次、市内の各地におきまして可能な場所から渋滞対策を行って頂く事を希望致します。
次に、同じく8款土木費のうち本宿駅周辺地域拠点関連道路整備業務としまして3259万3000円が計上されております。
これはアウトレットの開業に向けた名鉄の高架の橋梁設計及び道路設計の照査の委託料であります。
渋滞対策につきまして強くお願いするとともに、将来のアウトレットの開業によりまして経済の循環、雇用の促進、そして市民の皆様に喜ばれる場所となる事を期待しております。
そして、他の議案につきましても賛成と致しまして、以上で、無所属大原まさゆきの討論と致します。
以下に、大原まさゆきの質疑と保健部長の答弁を、実際の言い回しとは若干、異なりますが掲載します。
大原まさゆきの質問
感染症発生防止・医療関連業務についてお伺い致します。
これは新型コロナウイルスの感染により自宅療養している方々への支援体制の強化の増額補正との事であります。
金額は2077万5000円ですが、その中で、自宅療養している市民に対しまして、医師の判断と連絡によりまして酸素濃縮装置を無償で貸し出すために酸素濃縮装置をメーカーから10台借りる予算が283万8000円含まれています。
そこでまず、酸素濃縮装置をメーカーから借りる場合と購入する場合での費用面や納入時期などの比較を行ったのであれば、その内容をお聞かせください。
保健部長の答弁
酸素濃縮装置につきましては、全国的に需要が拡大しておりメーカーの生産が追い付いていない状況で、レンタルの場合は対応が可能ですが、購入の場合は納期の目途が立たないと伺っております。
また費用面についても、購入する場合は1台当たり約40万円かかるとともに、消耗品やその後の点検や保守管理費用も必要になることから、保守管理を含むリース契約で確保することが適切と考え、レンタルにより手配することといたします。
大原まさゆきの質問
自宅療養搬送委託料としまして1793万7000円が計上されておりますが、これは民間のタクシー会社に対して新型コロナで自宅療養している方々の容態が悪化した場合に、病院への入院や通院時に搬送してもらう委託料でありますが、例えば、医療機関への搬送時に、自宅の前に駐車したタクシーまで自力で乗らなければならないのか?それともタクシーの運転手さんが部屋の中まで迎えにいって車に乗るサポートも行っていくのかお聞かせください。
保健部長の答弁
自宅療養者が外来受診や入院する際の搬送となるため、運転手への感染を防ぐためにも、患者と直接接触することが無いようにいたします。
そのため、運転手には部屋の中への迎えや乗車のサポートなどは行いません。
緊急性があれば救急車による搬送となりますが、それ以外で自力で乗車できない場合は基本的には家族での介助をいただくこととなります。
家族状況によっては感染防止対策を行った上で、保健所職員により対応することとなります。
大原まさゆきの質問
この度の補正は、他県などで自宅療養している方がお亡くなりになっている事を受けての対応だと考えます。
今後の愛知県内の状況予測は大変、難しいのですが、病床利用率が上昇して医療体制がひっ迫する前に先手を取る対応であり、心より大変、感謝申し上げます。有難うございます。
そこで自宅療養している方々の死亡についての質問ですが、令和2年6月18日に厚生労働省から全国の保健所等に対しまして通達が出ております。
その文書の中には、“新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。”という文章があるのですが、自宅療養中にお亡くなりになる方の直接の死因が厳密には新型コロナウイルスでは無い可能性もあると思うのですが、本市の見解をお聞かせください。
保健部長の答弁
本市では国の通知に基づき、新型コロナウイルス感染症の陽性者が入院中や療養中に亡くなった場合は、死因を問わず、死亡者として公表しております。
そのため、議員ご指摘のように、亡くなった方の直接の死因が新型コロナウイルス感染症ではない可能性もありますが、可能な範囲で速やかに、陽性者の死亡者数を把握、公表するものと理解しております。
大原まさゆきの質問
自宅療養者に対する支援体制の強化の補正という事ですが、まずPCR検査によって入院、自宅療養の区分けを症状ごとにお聞かせください。
保健部長の答弁
現時点では、PCR検査等によって新型コロナウイルスの陽性が判明しますと、中等症以上の方は入院対象となり、軽症でも65歳以上の高齢の方、基礎疾患のある方、妊婦などは入院対象となります。
それらに該当しない軽症や無症状の方は、宿泊施設や自宅療養となります。
大原まさゆきの質問
この度の増額補正は新型コロナの感染により自宅療養している方への支援体制の強化という事ではありますが、PCR検査で陽性反応が出た後、軽傷や無症状で自宅療養をしている方が、新型コロナウイルスではない可能性について質問を致します。
軽症や無症状の方々に対しましてはPCR検査の陽性反応後に新型コロナウイルスの遺伝子型まで検査をしているのかどうか、また検査しているのであればアルファ株、ベータ株など、検査によって判明する株の種類を合わせてお聞かせください。
保健部長の答弁
PCR検査により陽性反応が出た場合は、最終的には医師が総合的に判断しています。
また、変異株の検査については、令和3年2月5日付けで、「新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査における検体提出等について」で厚労省から要請に基づき対応しております。
具体的には、陽性と判定された検体の中から抽出し、症状に関わらずN501Y、またはL452R変異株かどうかのスクリーニング検査を保健所で実施しており、検査によって、N501Yが陽性であればアルファ株、L452Rが陽性であればデルタ株が疑わしいというレベルまでの確認しております。
一方、時間を要しますが、株の確定には国立感染症研究所でのゲノム解析が必要になります。
大原まさゆきの質問
ご答弁では重症や無症状など症状を問わず新型コロナウイルスの遺伝子検査をしているとの事でありましたが、それでは今までに自宅療養されている軽傷や無症状の方の中で遺伝子検査をした結果、新型コロナウイルスに感染していなかった方がいたのかどうか、全体の検査人数と軽症、無症状の方の検査人数、判明したアルファ株、デルタ株の件数も合わせてお聞かせください。
保健部長の答弁
感染していなかった事例はありませんでした。また変異株の検査についてはこれまでに527件を保健所で実施しております。
症状別の内訳では、無症状が101件、軽症が425件、中等症が1件でした。また、判明したアルファ株が疑われるN501Y陽性は111件、デルタ株が疑われるL452R陽性は310件でした。
なお、変異株の件数については、6月4日付け国の通知により、アルファ株の検査は不要となり、現在はデルタ株のみ調査が行われております。
大原まさゆきの質問
予防接種業務についてお伺い致します。
これは新型コロナウイルスワクチンの接種事業におきまして、11月下旬まで延長された事によります派遣手数料や委託料の増額補正であります。
金額は6億3307万円で全額が国からの補助によるものとなっております。
そこでお聞き致しますが、補正予算のうちで5022万6000円が予防接種受付案内委託料としまして、さらにその中にコールセンターに係る費用が含まれているとの事であり、外国人市民への多言語対応の増加費用と聞いておりますが、具体的にはどの国の言葉がそれぞれ現在何人体制で行われていて、この度の増額補正によって人数が増えるのかどうか契約が変わるのかどうか、予定している内容についてお聞かせください。
保健部長の答弁
新型コロナワクチンコールセンターでは、被接種者からのお問い合わせには、被接種者、コールセンタースタッフ、多言語対応スタッフとの三者通話による対応になります。
毎日、英語・中国語・韓国語は各7回線10人体制、ポルトガル語・ベトナム語は各6回線6人体制になります。
今回の増額補正においては、人数体制に変更はございませんが、7月以降の実績値が当初見込んだ問い合わせ件数を大きく上回ったことを踏まえ、契約の基礎となる通話時間数を見直したことによるものです。
大原まさゆきの質問
予防接種補助員派遣手数料としまして2791万円が計上されておりますが、この金額を算出した根拠についてお聞かせください。
保健部長の答弁
国が示す8割接種の方針に対応するため、公共施設型接種の開設期間を10月末から11月末まで1カ月間延長するものです。
期間の延長に伴う人件費分となりますが、各会場で案内や受付、予診票確認などの事務職員分として時間単価1950円に対して9224時間の1798万6800円、容態観察やワクチンの希釈・充填に従事する看護師分として時間単価2940円に対して2512時間の738万5280円の増額となり、消費税を加算したものです。
大原まさゆきの質問
新型コロナのワクチンに関しましては、他の自治体におきましてステンレス片やゴム片など異物が混入している事例が発生しております。
異物の混入に該当するロット番号を使用しない事はもちろんですが、該当しないロット番号であっても、チェックしていく緊急性、必要性が高いと考えます。
そこで、今後ワクチン接種事業を延長していく中で、ワクチン内の異物のチェックは目視などで行っている体制がとられているのかどうかお聞かせください。
保健部長の答弁
希釈・充填ブースへワクチンを配置する前に目視による確認を行い、実際に希釈・充填を行う前にも目視による再確認を徹底しています。
大原まさゆきの質問
厚生労働省が発表した内容によりますと新型コロナのワクチン接種後に亡くなられた方が8月8日までに国内で1002人との事であります。
ファイザー製では100万人あたり19.6人、モデルナ製では100万人あたり1.2人との報道もありますが、そこで質問致します。
本市内でワクチン接種後に強い副反応による入院や、お亡くなりになられた事例はあるのかお聞かせください。
保健部長の答弁
本市においては、現在まで、ワクチン接種後の因果関係が確認された事例はありません。
大原まさゆきの質問
国は12歳以上の国民の80%の方々にワクチンを接種していく事を目標としておりますが、本市では接種券を発送したうちで現在何%なのかお聞かせください。
保健部長の答弁
現在、12歳以上の方、約341,000人に接種券の発送が完了しています。
9月29日現在の接種状況では、1回目が約75%、2回目は約60%の接種を完了しております。
大原まさゆきの質問
ワクチンの効果は、感染を抑えるのか、発症を抑えるのか、重症化を抑えるのか、本市の見解をお聞かせください。
保健部長の答弁
新型コロナウイルスワクチン接種については、その発症を予防する効果及び重症化を予防する効果が期待されていると考えております。
大原まさゆきの質問
第5派と呼ばれる7月10日から9月21日までの陽性者の方々のうちでワクチン2回接種した方、1回接種した方、まだ接種していない方がそれぞれ何人なのかお聞かせください。
保健部長の答弁
第5波の7月10日から9月21日までに陽性と判明した方2,514人のうち、ワクチンを2回接種した方は104人、1回のみ接種した方は125人、接種が無い方は2,285人となっています。
大原まさゆきの質問
第5派の陽性者のうちで、無症状の方、軽症の方、中等症の方、重症の方でワクチンを2回接種した方、1回接種した方、まだ接種していない方がそれぞれ何人なのかをお聞かせください。
保健部長の答弁
第5波の状況では、感染が判明した時点の症状になりますが、
ワクチンを2回接種した方は、無症状が16人、軽症が88人、中等症以上はいません。
ワクチンを1回接種した方は、無症状が9人、軽症が115人、中等症が1人、重症はいません。
まだワクチンを接種していない方は、無症状が178人、軽症が2,082人、中等症が23人、重症が2人です。
大原まさゆきの質問
この度の増額補正は、新型コロナのワクチン接種が11月下旬まで延長された事による予算の計上でありますが、ワクチンに関しましてはすでに接種済みの方や接種をされていない方の双方の市民の方々から、現在使用されているワクチンでは、デルタ株には効果が薄いのではないか、今後の新たな変異株には更に効果が無くなっていくのではないか、次は3回目の接種の必要性があるのかなどというご心配の声があるのですが本市の見解をお聞かせください。
保健部長の答弁
3回目接種については、9月22日に国から接種体制確保に係る基本方針について自治体説明会が開催されたところであり、詳細までは示されていない状況です。
なお、ワクチン接種は予防接種法に基づき、国から委任された第一号法定受託事務になりますので、国が示す方針等に基づいた対応をしてまいります。
大原まさゆきの質問
新型コロナウイルスは若い方ほど重症化しにくいとも言われておりますが、第5派と呼ばれる7月10日から9月21日までの陽性と判明した2514人のうちで中等症が24人、重症が2人とのご答弁でありましたが、それぞれの年代ごとの人数をお聞かせください。
保健部長の答弁
第5波の状況では、中等症については、20歳代が2人、30歳代が3人、40歳代が5人、50歳代が4人、60歳代が4人、70歳代が4人、80歳代が2人の合計24人になります。
重症については、60歳代が1人、90歳代が1人の合計2人になります。
以上となります。
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