大学生から市長に対する太陽の城跡地の活用方法の提案と意見交換会を傍聴しました。
企画課と議会事務局のそれぞれに傍聴が可能か確認をしたところ両方から可能との返答を頂いたので、
愛知産業大学の研究室の学生グループからの提案と意見交換会を傍聴しました。
ケーブルテレビのミクスが撮影に来ていたので、どこかで私の姿も放送されるかもしれません・・・
3つの研究グループからそれぞれに太陽の城跡地の活用方法について提案がありました。
提案では会議室(パーティー会場)との複合施設が多く見られました。
・中高生が遊べる秘密基地みたいな施設を併設。
・足湯とカフェをコラボした施設を併設。
・屋上を芝生化。
・子ども達が遊べるアスレチックの様な施設の併設や、
・元々の1000名のパーティー会場をやめて、所々、ガラス張りにした大小様々な広さの会議室を配置した施設、
等々、若者らしさで溢れる提案がありました。
私は、学生さん達が一生懸命に作成してきた提案を批判するつもりはありませんが、コンベンションホールの建設計画そのものが必要なのかどうか、建設や運営の費用面や岡崎市の財政状況も含めて考えて頂けたら、全く異なる意見が出てきたかもしれないと思っています。
そして、そもそもコンベンション事業の賛否の争点は、
・市が建設しようとしている1000名規模のパーティー会場を含む施設に、他にはどんな施設を付随させれば良いか?
という事ではなくて、
・15年間分の光熱水費(約40億円)をなぜ運営事業者が支払うのはなくて、市が支払う事になるのか?
・15年間分の光熱水費を市が支払わなければならない様に、開業後の経営が厳しく赤字になりそうな事が分かっている施設をなぜ建設するのか?
・岡崎市の公共施設は建物や橋など大変、数が多く維持管理費や将来の解体費用まで多くの負担があり、将来的に財政を圧迫する事が試算されて金額も判明して分かっているのに、なぜ、必要最小限の公共施設のみの建設に絞っていかないのか?
という事だと私は考えます。
コンベンション施設の建設に関しましては、今年中に方針を決定すると言われておりますが、私の勝手な予想では、
1000名規模のパーティー会場を例えば600名ほどの規模に縮小して、余った空間に子どもなど家族連れが楽しめる施設や休憩できる施設などを付随する内容になるのではないかと考えております。
もしそうだとするならば、今まで市側が説明してきた、
「岡崎市の経済界などから1000名規模のパーティー会場の建設の要望がされてきた。」
「1000名規模のパーティー会場を岡崎市に建設する事で、今まで名古屋市や豊橋市など市外に流出していた懇親会やイベント等を岡崎市に呼び戻し、売り上げの市外流出を防ぐ。」
といった事の整合性はどうなるのでしょうか?
もちろん、38万人の全ての市民が納得する事は大変、難しい事ではありますが、岡崎市の財政状況、公共施設の総数からの将来の財政負担の金額など全てのデータを全ての市民に公開して”本当に必要な公共施設は何か”を多くの市民の皆様と考えていく事が必要だと考えます。
写真は、大学生からの提案の様子です。(ミクスでは放送されるかもしれませんが、私のブログの写真では学生さんは映らない様にしました。)
受け付けでは体温を測り(私は36.1度)、手を消毒し、人との距離を取りながら開催されました。
また、傍聴者はほとんど居ませんでしたので、”密集”や”密接”の状態ではありませんでした。
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