衆議院議員選挙の初日なので市役所に登庁している議員が私だけでした。
大原まさゆきは完全無所属の立場
他の全ての議員に確認した訳では無いのですが、おそらく99%の議員は衆議院議員選挙の事務所で集会などに出席しているものと考えられます。
今回、愛知12区(岡崎市、西尾市)では自民党と立憲民主党の候補が立候補していますが、私はどちらの党とも関係が無く、完全に無所属の立場なので、衆議院議員選挙の際に集会に出たり、街頭演説の際に同行したり、選挙事務所での電話かけや来客対応等々の手伝いをする必要もありません。
元々は、私は愛知13区(刈谷市、安城市、知立市、碧南市、高浜市)の民主党の衆議院議員の秘書として2001年7月から2003年12月まで勤務していました。
担当は安城市だったので、特に安城市の政治関係者や有権者の方々とのやり取りが多く、政治の事を全く何も知らない私に対して色々な方から多くの事を教えて頂きました。今でも本当に感謝しております。
秘書を退職する際には、民主党の党員を辞める書類を自分で記入して、自分で民主党愛知県連に持参しました。
そして、2004年1月から岡崎市議会議員選挙に向けての準備を始めたのですが、いくら前の年まで衆議院議員の秘書をしていたとしても、上に書いた通りに担当は安城市だったので、岡崎市民の知り合いは中学や高校時代の友人ぐらいでしたし、政治関係者でさえも一言・二言会話しただけの状態でした。
同級生の中には、そんな絶望的な状況を私以上に不安がっていた友人もいましたし、”大原まさゆきは必ず落ちる候補”と市民の間で噂される程にひどい状態でした。
しかしその後、2004年9月の岡崎市議会議員選挙に無所属で立候補し、当時32歳の最年少議員としてすべり込みで初当選させて頂きました。
当時の2546票は多い数字とは言えないのですが、それでも”大原まさゆき”の可能性を信じて投票してくださった方々の存在には感謝しかありません。
そして、議員になってからは民主党系の無所属議員として2005年9月の第44回衆議院議員選挙と、2009年8月の第45回衆議院議員選挙の2回のみ民主党の衆議院議員候補(現岡崎市長)の選挙の手伝いをしました。
しかし、2009年以前のブログに書いておりますが、民主党が政権を取った瞬間に民主党系の無所属議員をリセットして完全に無所属の議員になる事を決めました。(ちなみに当時のテレビ番組などの多くが自民党を下げて民主党を持ち上げていた点についても公平でなければ国民の為にならない事を指摘をしています。)
なので、2009年の衆議院選挙にて民主党が圧勝して政権を取った後に行われてきた衆議院議員選挙、第46回(2012年)、第47回(2014年)、第48回(2017年)の3度とも民主党にも自民党にもどちらの政党にも選挙中の手伝いや集会への参加はしていません。
けれども、いまだに市民の方からは「元々、民主党の秘書をしていたなら、立憲民主党の衆議院議員候補を応援してるんですよね?」と言われる事が度々ありますので、改めて完全に無所属で全くしがらみの無い立場という事を、今までの簡単な経緯も含めまして、何度もブログに繰り返し書いてきた内容ではありますが再び掲載致しました。
選挙の手伝いの楽しさ。
私は自分の選挙はプレッシャーもあり、できれば避けて過ごしたいものですが、私の選挙を手伝ってくれた他市で議員をしている友人などの選挙の手伝いは、とても大好きです。
選挙というと堅苦しいイメージがありますが、中身は単純な事しかしておらず運動会と文化祭が合わさった感覚を私は感じています。
選挙事務所によりけりではありますが、深夜まで街宣カーのルート決めや、電話かけの名簿の種類(後援会・同級生・地域・無縁な電話帳など)の順番の入れ替えや、その他色々と作戦会議をする工程も楽しいですし、
そして、選挙スタッフ同士で協力し合って”当選”という目的に対してチームとして一直線に向かっていく過程では、人と人が通常の何倍ものスピードで仲良くなっていけます。
聞いた話では選挙のボランティアで初対面で知り合った男女が交際に発展したり結婚したりする場合もあるそうです。
一度、他市の選挙事務所の2階で宿泊した際には、私の両隣の男性が二人ともイビキが凄くて朝まで一睡もできなかったので、翌日からは事務所1階のコタツで一人で寝る様にしてもらった事もありましたが、今では良い思い出です(笑)
さらに、私の様に組織も知名度も何も無い他市の無所属の新人候補が、私とは違って現職を抑えて上位で初当選する瞬間の感動は、私ができていない望みを私の代わりに叶えてくれた気がして、本当に嬉しい気持ちになります。
地域や労働組合や宗教団体や政党支持者などの支援団体が全くない候補者を当選させるには、選挙中の候補者の動き、街宣カーの動き、電話かけの方法、最近ではツイッターなどSNSも武器になってきましたが、全ての考えられる選挙運動を連動させながら総動員できる様に、戦略、戦術を考えに考え抜いた上で、早朝から深夜まで皆で体力の限界まで全力で活動した結果、
支援団体がある現職の候補者などよりも圧倒的な多い得票数での上位当選をチームの皆で勝ち取り、チームの皆で心から喜び合える幸せの瞬間を、多くの方々にも知って欲しいです。
特に大学生や若い方は若い候補者の方が手伝やすいので、機会があればぜひ体験して頂きたいと思います。
されど議員の活動は選挙ではなくて議会活動です。
当選後の議員の本来の活動は”選挙活動ではなくて議会活動”である事も、やはり忘れてはなりません。
議員の仕事は街宣カーで名前を連呼する事もでもありませんし、街頭演説の際に通行する人や車に手を振る事や、電話かけをする事ではありません。
議員の仕事は議会の中で”どんな発言をしたのか”とか”どの予算に賛成したり反対したのか”です。
・市民にとって必要な事で行政がやれていない内容を議会で提案する事。
・行政の課題や問題点を指摘・追及する事。
・市民にとって必要な予算案や条例案に賛成する事。
・市民にとって”ムダ”又は”必要性の低い”予算案や条例案に反対する事。
反対の書き方をすれば
・議員がほとんど調べもせずに「〇〇についての対策はどう考えていますか?」など職員に丸投げしていないか。
・行政の課題や問題点があるのにスルーしていないか。
・予算案に対して賛成ばかりしていないか。又は反対ばかりしていないか。
という事です。
新人候補とは違って、議員になってからの現職としての選挙の際には、これらの議会活動の中身で有権者の方々から選んでもらえる様に、選挙活動の前にまずは議会活動がとても重要だと考えます。
マスメディアも行政も「選挙に行こう。」という言葉を良く使いますが、「どんな候補に投票したら良いのか。」はほとんど触れられません。
学校教育の中で”選挙時の候補者の選び方”も子ども達自身で考えさせていく時間を作るのも一つの方法かと考えます。
12月議会の一般質問に向けて。
議会活動として重要な一般質問に向けて準備を開始しました。
数年前に他市の議員から聞いた事ですが、その市議会では「議会では議員が質問や発言をしない事が美徳」という理解不能な慣習があるそうです。
おそらく、その様な議員は質問や発言をしない事で自らの能力が周囲にばれない様にしているのではないかと考えます。
私の質問作りはだいたい2か月前から始まります。
時には書籍を何冊も借りたり買ったりして読み込んだり、時にはインターネットで大量の情報をかき集めたり、時には大学教授やシンクタンクによる研究資料を読み込んだり、時には国の官僚や他市の職員に電話やメールをして情報を入手する事もあります。
しかし質問が終わってみると、「もう少し違う角度で調べておけば良かった。」とか「もう少し違う言い回しにすれば良かった。」と反省する事が度々あります。
現在、質問していくテーマの候補が三つあるのですが、持ち時間がコロナ対策で50分間から30分間に縮減されているために、三つ全てを質問するか、二つにするか、もしくは一つに絞るか迷っています。
今のところは、三つのテーマについて同時並行して進めながら、テーマ数を絞るかどうかも考えていきます。
時おり私の質問内容を褒めてくださる方がいらっしゃいます。
今後も初心を忘れず、岡崎市議会はもちろんの事、日本全国の市議会議員の中でもトップクラスの質問を目指して、自分自身の能力を最大限に高めながら内容を考えていきます。
頑張ります!!
ちなみに、私のホームページでは私の半生を綴ったマンガ(←クリック)を掲載しております。
ぜひとも、お読みください!!
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