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2021年10月20日 (水)

コンベンション施設の建設について賛成か反対かのアンケート活動を行ってくださった方々と面談しました!

コンベンション施設の建設について賛成か反対かのアンケート活動を行ってくださった方々と面談しました!

 

本日、市民グループ”市民の声おかざき”の方々と面談致しました。

 

最近、市民の方との会話中に私から「コンベンション施設の建設計画が進んでいる事を知ってますか?」と聞くと、「市長の公約で中止になったんじゃないの?」と言われる方が結構いらっしゃいます。

昨年の市長選挙では公約中止を掲げていたところ、当選後の現在では「市民の声を聞いて、必要と言われるのであれば建設していく。」として建設計画が進んでいるのです。

 

そんな中で、”市民の声おかざき”の皆さんが、コンベンション施設に賛成か反対かのアンケートを集める活動をしてくださっていました。

今年の6月から7月にかけて大変暑い中、アンケートで集めた件数は1186件との事。

本当に頭が下がります。

 

●「コンベンションホールの建設に対して、どう思いますか?」とのアンケート結果は以下の通りです。

ア 建設に賛成              65人   5.5%

イ 建設に反対、市民のための施設を作る 654人  55.1%

ウ 何も作らない            138人  11.6%

エ 分からない             273人  23.0%

  無回答                56人   4.7%

 

以上の様にパーティー会場をメインとしたコンベンション施設に関しては、半数以上の回答者の方々が反対との意見でした。

また、”市民の声おかざき”の皆様の考察と市への要望は以下の通りです。

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しかし現実には、市は市民からの意見を取り入れながらパーティー会場の広さを1000人規模から縮小し、最近では”土間”を施設の一部に設置しながらコンベンション施設を作っていくのではないかとの情報も出てきています。

 

けれども、以前のブログに書きましたが、元々、コンベンション施設を建設していく理由の発端は、”1000人規模のパーティーや会合を行う会場が岡崎市内に無い事から、コンベンション施設の建設を市内の各種団体から要望を受けている”という事だったはず。

実際に、2週間ほど前に、コンベンション施設の建設賛成派の市民と会話する機会がたまたまありました。

その方は、コンベンション施設のパーティー会場が1000人規模だった元々の計画が縮小されて会場が小さくなってしまう可能性について大変、大きな心配と憤りを感じていらっしゃったので、

元々のパーティー会場の要望をしてきた方々にとって会場の規模が縮小される事は使いにくい、又は使えない施設になってしまう可能性があるという事になります。

そうなると、元々の賛成派の人にも、そして反対派の人からにも喜ばれない施設として80億円を使うのであれば、誰が喜ぶ施設になるのか大変大きな疑問です。

 

ところで、10月18日(月)から岡崎市がアンケート調査を開始しました。

内容は、「公共施設のあり方について」(←クリック)です。

 

これは、私が6月議会で取り上げた”将来の公共施設の更新費用として580億円の不足分が試算されている事”に触れながら、市民の皆様の施設の利用状況や意見を募集するものです。

私の6月議会の一般質問の中では、「国から言われて試算をするだけではなく、多額の不足分について市民と問題意識を共有するべきだ。」と私は意見を申しげましたが、この度、財務部行政経営課の職員の方々が市民へのアンケートという形で動いてくださいました。有難うございます。

 

この更新費用の不足分に対する対応は大きく2点挙げられます。

税収を増やす事。

公共施設(建物や橋など)を減らす事。

 

税収を増やす事につきましては、現在日本国民の人口が減ってきている中で極めて難しい課題です。

良いアイデアがあるなら他の自治体がとっくに実践しているはず。

「コンベンション施設を建設して利用客を増やせば税収が増えるのでは?」と考える市民の方もいらっしゃるかもしれませんが、もし税収が増える見込みがあれば市の試算をすでに公開しているはずです。私も試算して公開するべきである事を議会で発言してきています。

 

そこで、結局は公共施設を減らす事しかありません。

どの施設を取り壊して廃止していくのか?」という議論が重要になってくる中で、今後、新規の建物を建設する余裕は無いのが現状です。

なので、極めて重要だと考えられる施設として例えば”防災”や”教育・保育”、”福祉”など市民生活に密接に関わる施設のみ、新規の建設をするかどうかのギリギリの選択になるはずです。

 

そういう意味では、公共施設のあり方についてのアンケートは、こちらも私が一般質問で提案してきた様に、「公共施設を管理する財務部」と「太陽の城跡地の活用を進める総合政策部」がお互いに連携をして、”将来の多額の不足分がある事を前提にした上で、太陽の城跡地の活用やコンベンション施設の必要性について市民からの意見を募集”して欲しかったです。

そうすれば「土間を取り入れてみては?」とか、「プラネタリウムを取り入れてみては?」などの意見を簡単に言いにくくなり、限られた財源の中で太陽の城の跡地をどうするべきかを慎重に考えてくださる方が増えると思うのですが、皆様はどの様にお考えになりますでしょうか?

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