コンベンション施設について、市長・職員側から”市民からの意見の総括”の報告を受けました。
全員協議会(全ての議員が出席する会議)が開かれました。
”市民が必要だと言うのであれば、コンベンション施設を建設していくので、市民からの意見を聞いていく。」
という市長の方針で4月から9月までに市民から寄せられた意見の総括について、本日、市長・部長側から、私達議員側に対して報告がありました。
今後の流れとしては、
●12月議会の開会日(11月30日)にコンベンション施設を建設していくかどうかの方針と、内容を公表していく。
そして、”建設していく”という方針が決定した場合には、
●事業者に対して市の策定した案で建設・運営ができるかどうかの協議を再開する。
●来年度末(1年5ヵ月後)までに予算が議会に計上され、議員による採決が行われる。
という予定との事。
そして、予算が議会にて賛成多数で可決した場合には、その数ヵ月後の議会にて事業者との本契約が議会で審議され、議員による採決が行われる事になります。
コンベンション施設の建物の内容や構造については、11月末までに専門家からも意見を伺った上で、市が最終案を策定していくとの事なので、本日の段階では4月から9月までの市民からのご意見をまとめた資料の配布のみであり、具体的な説明はありませんした。
本日の市長の発言には、
「現行の計画を変更して、子どもや高齢者、障がいをお持ちの方など多くの方々が日常的に使える施設へのアップグレード。」
「屋根付きの半屋内スペースを設置。」
「ソフト事業を充実させて365日、賑わいを持たせ、中心市街地の価値向上や活性化。」
等の言葉がありました。
各会派や無所属議員からは、以下の様な意見が出され、日本共産党岡崎市議団と大原まさゆきは質問の上で意見を述べました。(メモが追い付かない部分がありましたので、実際の言い回しは若干異なります。)
自民清風会
・子どもや高齢者、障がいをお持ちの方々の施設は、太陽の城跡地ではなくて市民センターなど他の施設を活用するべき。
・経済活動を高めて稼ぐ場所として太陽の城跡地を活用する事が重要。
・太陽の城跡地はQURUWA戦略の核としてふさわしい施設にするべき。
民政クラブ
・コンベンション施設は賑わいを持たせて、変更前の計画と同等の経済効果を目指す事を要望する。
・企業や団体に対して、経済波及効果についての説明をしていくべき。
・今後の優先交渉権者との協議内容など、議会へのきめ細やかな報告をするべき。
・維持管理費を節約するべき。
・良い施設となる事を期待する。
チャレンジ岡崎
・変更前の計画の本来の機能が縮小する事はやめてほしい。
・維持管理費の節約をしてほしい。
公明党
・元々、コンベンション施設に賛成した経緯は地域経済の活性化や交流人口の増加という説明を受けてきたからである。
・変更前の計画よりも、さらにより良いものにしてほしい。
・岡崎ならではの特色ある施設にしてほしい。
無所属 田口正夫議員
・長年、岡崎市に無かったコンベンションホールとホテルは必要である。
・コンベンションホールを活用して稼ぐ方向で進んでいくべき。
・市外・県外から多くの人に岡崎市に来て頂きたい。
(以上、4つの会派と1名の無所属議員の意見を一言でまとめると、
「計画を変更する事なく、変更前の1000人規模のパーティー会場をそのまま建設して欲しい。」
という意見に、私には聞こえました。)
日本共産党岡崎市議団
・今後の変更後の具体的なコンベンション事業の計画内容を市民に知らせる場を作るべき。
(その他、多数の質問をされましたが、メモが追い付かずにブログに掲載する事ができません。申し訳ありません。)
無所属 大原まさゆき
(原稿無しでアドリブで発言しているので、ブログへの文字起こしの際に記憶が不確かな部分があり、実際の言い回しとは若干異なりますが、ご理解ください。)
10月18日から「公共施設のあり方」として市民アンケート(←クリック)が開始されております。
私が6月議会で意見を述べました様に、本市の公共施設数が多いため、将来581億円もの金額が不足する事などを市民の皆様に情報提供してくださり、職員の方々にお礼申し上げます。有難うございます。
ただ、私が一般質問で申し上げてきましたのは、本市の公共施設が多くて財源が不足していく事を前提条件として、コンベンション施設を建てるのか建てないのか、必要か必要ではないのかを市民の皆様に聞くべきだったと思います。
そうすれば2799件の市民のご意見も、もっと違ったものになった可能性があると考えます。
9月に市民への意見聴取が終わった段階での、公共施設についてのアンケートが開始された事につきましては残念に感じております。
そして、先ほど市長から「子どもや高齢者、障がいをお持ちの方々が日常的に使える施設へのアップグレード。」というご説明がありました。
現行の計画では事業費は80億円でありました。
約40億円が建設費、約40億円が光熱水費であると聞いておりますが、この80億円が、今後の新しい計画では増えるのか減るのか今の段階では分かりませんが、財源は限られたものであります。
限られた財源の中で、アップグレードをするのは大変難しく、例えばパーティー会場の規模が小さくなったり、それぞれの機能を付け加えるにしても中途半端なものではかえって使いにくいものになってしまう可能性もありますので、多くの市民が納得できるのかどうか大変心配をしております。
この度、市民から頂いてきた意見を計画に取り入れていくとの事でありますけれども、同じ敷地内にあるホテルとの整合性や、観光戦略としてのQURUWAとの整合性など、元々の市の計画と合っている施設になるのかも大変懸念されるところで、結果として多くの市民に喜ばれる施設に本当になっていくのか大変に懸念されます。
今後、市側から詳細な内容や予算が出てきた際にしっかりと審議してまいりたいと考えます。以上です。
本日、市長・職員側から配布された資料です。
土間のイメージというのは、土間をコンベンション施設の中に設けるのではなくて、土間の様に”時には屋内、時には屋外”として臨機応変に使い方を変えていくイメージとの事でした。
例えば、以前の計画上の1000人のパーティー会場を変更して、室内で300人、屋根付きの屋外で700人で間仕切りを取れば合計1000人の会合が実施できるといったイメージです。
| 固定リンク | 2