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2022年6月22日 (水)

6月議会最終日に予算議決の討論を行いました!

6月議会最終日に予算に賛成するか反対するかの討論として登壇しました!

討論と聞くと、「一般的には誰かと意見を言い合って論じ合う事」を想像しますが、議会での討論とは物凄く簡潔に書けば、単に「意見を述べる事」です。

本日、私が行った討論は以下の通りです。

 

 議長のお許しを頂きましたので、本6月定例会に上程されました第55号議案から第68号議案までの13件の議案につきまして全て賛成の立場から討論を行います。

 それでは、第67号議案 令和4年度岡崎市一般会計補正予算(第4号)について意見を申し上げてまいります。

 

 まず、3款民生費 子ども食堂等設備整備事業費補助金でありますが、増額の補正予算としまして500万円が計上されております。

 内容としましては、生活困窮の方々に対する食糧支援としての子ども食堂やフードバンクなどの整備に関しまして、

例えば食品を保管するための冷蔵庫や保管庫などの購入費用について、1団体上限50万円までの支援をする事業との事です。

 厚生労働省によりますと7人のうち1人の子どもが貧困状態にあると言われております。

 子ども食堂の活動として、地域住民の皆さんなどが温かいご飯を作り、提供してくださる事で、困っている子ども達や寂しい思いをしている子ども達の支援に繋がっています。

 また、貧困の連鎖を防ぐ事業の一つとしても必要な予算であると考える事から賛成と致します。

 

 続きまして、老人保護施設等措置業務でありますが、増額の予算としまして49万5000円が計上されております。

 予算の内容としましては、令和2年から介護サービス事業所等で働く介護職員の処遇改善が実施されており、

 その対象外となっている、養護老人ホームに勤務する職員の方々に対しても必要な処遇改善を図るためとの事です。

 養護老人ホームに勤務する職員の業務内容が介護職員の業務内容に類似している事で賛成と致します。

 

 次に、4款衛生費 新型コロナウイルスワクチンの予防接種業務ですが、4億1151万7000円が計上されており、財源につきましては本市の負担は無く、全額が国からの補助金として入ってくるとの事です。

 そして主な内容ですが、公共施設型接種に従事する一般職員の手当として630万3000円、公共施設型接種に協力要請を行う医師等に関する報償金として5043万2000円、接種実施医療機関型の接種等に関する委託料として2億8143万7000円、接種後のデータ等の作成に関する委託料として4563万4000円などとの事であります。

 現在、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に向けて、厚生労働省は、3回目接種の完了から5ヵ月以上が経過した60歳以上の方及び18歳以上60歳未満の方のうち基礎疾患を有する方、

その他新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方を対象としておりまして、

 本市としては60歳以上の方約10万人、60歳未満の基礎疾患を有する方などは約2万人で、双方を合わせて約12万人を接種対象者として見込まれております。

 

 私と致しましては、コロナワクチンの接種を希望する方がいらっしゃるのであれば予算に反対はしませんが、

しかし、コロナワクチンの安全性や効果について医師などの専門家の間におきましても、意見が分かれている事や、

 日本経済新聞の報道にて取り上げられておりましたが、海外におきましてもヨーロッパ連合EUの医薬品庁では、「追加接種は臨時措置であり、短い間隔で接種を繰り返すのは持続的な長期戦略とはいえない」と指摘し、

追加接種を繰り返す事によって免疫に負荷をかける恐れがあると警告している事、

 

 また、そもそもコロナワクチンは治験中のものであり、臨床試験が継続されている中で、特例として承認されている事、

 

 CBCニュースの報道にて取り上げられておりますが、厚生労働省が公表している10万人あたりの新規陽性患者の人数のデータで、接種した時期を忘れてしまった方々の人数を未接種扱いとして処理したため、

ワクチンを打っていない方々の感染者数が多い様に見えてきた事から指摘を受けて修正した事や、

 

 さらに厚生労働省が作成した心筋炎発症の比較グラフが、本来であればワクチンを打ってない人と打った人で比べるべきですが、ワクチンを打ってない人とコロナに感染した人で比べてグラフを作成しており、

一見しただけでは、ワクチンを打っていないと心筋炎のリスクが高い様に誤解を受けてしまう事、

 

 朝日新聞の報道にて取り上げられておりますが、なぜだか日本政府は、赤ちゃんからお年寄りまで全ての日本人が7回分打てる量の約8億8000万回分という大量のコロナワクチンを2兆3000億円出して買ってきた事、

 

 そして、ワクチン接種後の副反応の症例や長期的な後遺症に大変、苦慮されている方々がいらっしゃることなどから、

 

 繰り返しになりますが、市民の方々におかれましては治験中のコロナワクチン接種に関しては慎重にご判断を頂きたいと考えます。

 

 続きまして、同じく4款 不妊治療・不育症検査補助業務でありますが、増額の予算としまして3110万円が計上されております。

 予算の内容としましては、補助対象となる期間に治療を開始した人数が見込みの数よりも上回る事が分かったためとの事であります。

 現在、不妊治療を受けるご夫婦が増えてきていると言われております。

 妊娠を望む多くのご夫婦のためにも必要な予算だと考えますので、賛成致します。

 

 次に、7款商工費 中小企業事業資金保証料補助金でありますが、増額の予算としまして6000万円が計上されております。

 予算の内容としましては、新型コロナウイルス感染症関連の影響による市内中小企業者の資金需要の増加に対応するために、

事業資金借入時の信用保証料を上限額100万円として補助をしていくためとの事であります。

 長引くコロナ過の影響で困っている市内中小企業者の経営の安定化や資金繰りの円滑化の支援策として、

信用保証料の補助は必要な業務だと考え賛成と致します。

 

 次に、債務負担行為としまして池田遺跡の発掘調査に要する経費でありますが、限度額の予算としまして2億8631万9000円が計上されております。

 予算の内容としましては、西部学校給食センターを整備する場所にある池田遺跡の発掘調査の経費との事です。

 昨年度、行われた調査では、山茶碗が発掘され、これは、平安時代末期から室町時代を通して約400年間ほど、

現在の岐阜県南部から愛知県そして静岡県西部の地域で生産されてきたものと言われております。

 歴史遺産は一度壊してしまうと元に戻らないものでありますので、本市の歴史となる当時の生活や風土の研究など、確実な調査をお願いしまして賛成と致します。

 

 そして、他の12件の議案につきましても全て賛成と致しまして、以上、意見を申し上げ、無所属大原まさゆきの討論と致します。有難うございました。

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写真は3月議会での討論の様子です。

 

そして以下に、13件の議案について議長を除いた各会派と無所属議員の賛成反対かの採決の状況を掲載します。

自民清風会(15名)        13件の議案に全て賛成

民政クラブ(8名)         13件の議案に全て賛成

チャレンジ岡崎(4名)       13件の議案に全て賛成

公明党(3名)           13件の議案に全て賛成

無所属(6名)

・日本共産党岡崎市議団(2名)   第60号、第65号、第67号の3件の議案に反対、その他の10件の議案については賛成

・田口正夫議員           13件の議案に全て賛成

・柳けんいち議員          13件の議案に全て賛成

・三塩なつみ議員          13件の議案に全て賛成

大原まさゆき           13件の議案に全て賛成

 

以上となります。

 

そして本日、追加された議案として

明治用水頭首工の漏水の影響を受けている方々への支援補助金(総額375万円)が計上されました。

 

影響を受けている北野町、橋目町、小針町、宇頭町の農家の方々が、現在、4日に1日、臨時的に通水を受けているのですが、

補助金の内容は、農作物の生育の支障や収量の減少などの懸念といった不安を軽減させる目的であります。

 

具体的には、3000㎡未満の農家    1世帯あたり1万円の支給(220世帯が対象)

      3000㎡以上10万㎡未満 1世帯あたり3万円の支給(45世帯が対象)

      10万㎡以上        1世帯あたり10万円の支給(2世帯が対象)

となっています。

採決結果は、全ての議員が賛成をして予算が可決されました。

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