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2022年7月26日 (火)

森林について議員研修会が開かれました!

東京大学大学院 農学生命科学研究科の蔵治 光一郎教授を講師に招き、「市民の貴重な財産 岡崎市の森林」という内容での研修会が開かれました!

 

森林には、様々な機能がありますが、例えば

水源涵養(かんよう)機能 

 雨水が森の地下に浸透し、河川へ時間をかけて流出する事から河川の水位調節機能があります。不健康なハゲ山などは、雨水が土の中に浸透せずに、山の表面を流れていってしまうので洪水や、河川の水位の急激な上昇の危険性が高まる事になります。

 

洪水防止機能

 健康な森では、根がしっかりと土中に張られており、土砂の流出を防ぐ事に繋がりますが、不健康な森では根が土中から浮いていたり、腐っている場合には、土砂の流出の危険性が高まる事になります。

 

木材生産機能

 木を育て売るという林業を営む事で経済的な収入を得る事ができますが、現在、林業だけでは利益が出ずに農業との兼業をされている方が多く見られます。

 

 

本日の私の質問講師の方のご回答を言い回しは異なりますが以下に掲載します。

 

大原まさゆきの質問

 1年間に必要な間伐の面積をお聞きします。

 放置人工林では、下草刈りや枝打ちなどの間伐が無ければ、日の光が入らず、土も乾いてしまい不健康な森になってしまいますが、蔵治先生が以前、作成された「矢作川森の健康診断」では2008年から2013年にかけて、恵那市、豊田市、岡崎市の森林の状況を調査されており、岡崎市だけが低木・草の被覆率が悪化していた事から、岡崎市の間伐の取り組みが遅れている事を読み取りました。

 そこで、資料では、愛知県の分は入ってはおりませんが、岡崎市のみの分では年間の間伐面積が2016年は96ヘクタール、2017年では105ヘクタール、2018年では69ヘクタールとなっておりますが、必要な間伐の面積はいくらぐらいなのをお聞かせください。

講師のご回答

 私の記憶では全体で年に200から300ヘクタールが実施されてきていると思いますが、年間に必要な面積は500ヘクタールです。

 ただ、お金があれば間伐が進むのかというとそうではなくて、お金があってもマンパワーいわゆる人出が必要になってきます。

 そこで人材を育成する事が必要ですが、愛知県には「林業大学校」が無いために、林業者の育成という取り組みの点で弱いところがあるのが現状となっています。

 

大原まさゆきの質問

 森林の機能別の取り組みについてお聞きします。

 集落ごとに例えば、木材生産機能や、水源涵養機能や土砂災害防止機能といった機能別に取り組んで頂く事と、集落ごとではなく全体として取り組んで頂く事について、どちらが良いのか先生のお考えをお聞かせください。

講師のご回答

 集落ごとには明治からの歴史の流れや想いがある場合があり、それぞれに地域の方に話し合って決めて頂いて、機能別に取り組んで頂く方のがモチベーションも上がりますし、行政から一方的に押し付けられるよりも良いかと思いますので、科学的知見に基づきながら、それぞれの集落事に決めて頂く事が良いかと思います。

以上になります。

 

本日、質問した議員は5名ですが、野本議員の「岡崎市民として気を付ける災害は?」との質問に対して「木材が河川に流れて橋で詰まった場合に、ハザードマップでは示されていない洪水が起こる可能性がある。」といったご回答や、

井町議員の「中国人などによる水源地の買収についての見解は?」との質問に対して「近年、中国人の水源地の購入に関して危機感を持つ自治体が増えており、水資源の保護を目的に自治体として山林の土地を購入したり、購入を許可制にしたりなど対策をとっているところもあります。」

など、なるほどと思ったご回答もありました。

 

岡崎森林ビジョンより取り組み内容。

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写真は本日の私の質問の様子です。

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ちなみに、2011年12月5日の一般質問にて、森林の水源涵養機能「緑のダム機能」についての質問・提案をしています。

お時間のある方は、当時のブログをお読み頂けると幸いです。

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