選挙カーについて。
「お騒がせします」…批判も多い選挙カー、異なる有権者と候補者の考え方
MSN(読売新聞)←クリック
記事内では、昨年の「参議院選挙時に参考にした対象」として選挙カーは最下位であり、
選挙カーの効果として、「新たに支持を拡大させる事」よりも「陣営の盛り上げ」や「すでに支持をしてくれている人に対する念押し」の意味が大きい事は、私も選挙に立候補している経験から共感できます。
実際に、選挙時の電話がけをボランティアの方がかけた際に、私の支持者の方からは「こっちの方にも大原さんの選挙カーを向かわせて欲しい。」という要望が少々あったりします。
そして反対に、住宅街を選挙カーで回っている際に家から人が出てきて、
・「夜勤で休んでいる所だからこの辺りは静かにして欲しい。」とか、
・「子どもを寝かしつけているので、静かにして欲しい。」
といった要望を受け、「すみません。」と伝えて、その場からしばらくマイク無しで遠ざかっていった事も少々ありました。
人によって、それぞれ選挙カーに対する考えは異なるものですが、市民の方々の生活に対してできるだけ配慮をし、騒音の軽減に努めていく必要があると思います。
そして、選挙に立候補しますと選挙にかかった費用の一部を市が負担してくれるのですが、その中に選挙カーに対するものもあるのです。
具体的に書きますと、
・選挙カーに使う自動車のレンタル料として上限で11万600円
・ガソリン代として上限で5万2920円
・選挙カーの運転手代として上限で8万7500円
となっています。
なので、候補者1名が選挙カーを使用しない事で、最大で25万1020円の節約になります。
もし、例えば50名の候補者が選挙カーを使わなければ1255万1000円の節約に繋がるのです。
市議会議員選挙の全体の費用が約1億円かかっていますので、少しでも市の負担を減らす事も重要だと考えます。
上記の様に騒音の軽減や税金の節約など総合的に考えて、大原まさゆきは選挙カーを使用する事をやめて、スピーカー一つを自家用車で運び、駅前・スーパー前等で街頭演説するスタイルにしました。
↓ 2012年10月の岡崎市議会議員選挙
雨の中、JR岡崎駅前での演説。
過去の一般質問で提案したり課題を追及した内容などを話しています。
↓ 2020年10月の岡崎市議会議員選挙
スーパー前にて、条例を策定した内容等を演説しています。
車内で聞いてくださる方や、私の近くまで来て激励をしてくださる方がたまにいらっしゃいます。有難うございます!
どの予算に賛成して、どの予算に反対してきたか等々も演説しています。
渋滞中の車内から手を振ってくださったので、手を振り返している瞬間です。
私の支援者の方々からは、選挙カーを使わない事で「票が減ってしまうのではないか?」とご心配のお声も頂いておりますが、やはり、
規模の大きな選挙や知名度の低い新人が立候補する場合を除いては、住宅街の中を選挙カーで名前の連呼をする様な、市民の方々の生活に対するご迷惑は可能な限りかけない方が良いかと考えます。
選挙は運動会などの行事とは違いますので、候補者の名前を連呼する事に「大声を出している人」 や、「沢山、汗をかいてる人」や、「身体を使って頑張っている人」に投票するものではありません。
そして市民の方々には選挙時ではなくても、議員が行っている”議会の外での活動”ではなくて、
・「議員の一般質問の内容として、どの様な内容を提案しているのか・どの様な行政の課題・問題を追及しているのか」や、
・「どの予算に賛成したり、どの予算に反対しているのか」といった、
行政に対するチェック機能の役割を持っている議員本来の重要な仕事である”議会の中での活動”を、議員本人のブログやSNS等で、たまにで良いので知ってもらえると有難いです。
| 固定リンク | 0