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2023年3月22日 (水)

市長事務所の違法問題について緊急質問を行い、コンベンション事業や議員報酬増額予算に反対しました!

3月議会の最終日 

市長事務所の違法問題について緊急質問を行い、コンベンション事業議員報酬の増額予算反対する討論を行いました!

 

市長事務所の違法問題について

私を含めた以下の9名の議員

 

小木曽としひろ議員(自民清風会)

やなせ太議員(自民清風会)

井町よしたか議員(民政クラブ)

小田たかゆき議員(チャレンジ岡崎)

杉山とものり議員(チャレンジ岡崎)

はたじり宣長議員(公明党)

田口正夫議員(無所属)

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)

 

による緊急質問が行われました。

メモが追い付かない状況がありましたので、大幅に簡略化している部分や実際の言い回しとは異なる部分もありますが、以下に大原まさゆきの質問答弁を掲載します。

 

大原まさゆきの質問

 市街化調整区域における建築物の違法性について1問1答方式にて、まず市長にお伺いしてまいります。

 この度、問題となっている状況としましては市街化調整区域に政治団体のプレハブが設置されているという事ですが、

これは都市計画法違反及び建築基準法違反という事で、今から約1年10ヵ月前の2021年5月に市の担当課から市長に対しまして、

取り壊しなどの是正が求められたとの事であります。

 そして、今月の3月16日に行われた記者会見の中では、市長からは「現在は事実上違法な状態は解消したと考えている」との発言があった様ですが、

市の担当課の見解では現在でも違法な状態である事が報道でも出ております。

 そこで質問ですが、今現在の認識としても、違法な状態は解消したとお考えなのか市長の見解をお聞かせください。

市長の答弁

 政治団体の事務所は今年1月に移転をしましたので、政治団体の事務所を置いてはならないという事は解消したと考えますが、

 建物はまだ残っているので、その部分については違法だと考えております。

 

大原まさゆきの質問

 続きまして一旦、都市政策部長にお伺い致します。

 問題となっているプレハブそのものを利用して喫茶店や福祉施設として適法な状態にできるのかどうか、

もしくは、あのプレハブを利用せずに敷地内の別の場所への新築など可能となるケースはあるのかどうかお聞かせください。

都市政策部長の答弁

 問題となっているプレハブそのものを、そのままの形で改装し、喫茶店や福祉施設として、都市計画法上、建築基準法上、適法な状態にすることは、ほぼできないと考えますが、

基準に適合するよう改修した上で再利用することは可能と考えます。

 また、あのプレハブを利用せず、敷地内の別の場所に新築する場合、都市計画法については、本市の審査基準に適合すれば、許可の見込みはございます。

 例えば、喫茶店の場合、建築物の敷地面積が1,000平方メートル以下で、建物の延べ床面積が300平方メートル以下などの条件がございます。

 また、建築基準法についても、建築確認申請など、適正な手続きが必要になります。

 

大原まさゆきの質問

 それでは再び、市長にお伺いしてまいります。

 問題となっているプレハブのある土地が市街化調整区域である事を市長が知ったのはいつ頃だったのかお聞かせください。

市長の答弁

 分かりませんが従前から知っていました。

 

大原まさゆきの質問

 親族から「開発許可を取っているからプレハブを使ってもいい。」と市長が聞いたのはいつ頃だったのかお聞かせください。

市長の答弁

 2008年頃だと考えます。

 

大原まさゆきの質問

 市街化調整区域には政治団体の建物は絶対に建てられない事を市長が知ったのはいつ頃だったのかお聞かせください。

市長の答弁

 2021年5月に違法を指摘された時です。

 

大原まさゆきの質問

 今月3月16日の記者会見では、市長は、市からの行政指導の後にプレハブの撤去を表明するまで約1年9ヵ月もかかった理由として、

資金面で調整がつかなかったとお答えしておりますが、資金をすぐに準備できないために、資金の調整が必要だと最初に気が付いた時期はいつだったのかをお聞かせください。

市長の答弁

 資金調達を理由に先送りをした事は誤った判断でした。

 

大原まさゆきの質問

 先ほどのご答弁の中でありましたが、2021年10月から2021年2月までの約1年3ヵ月の間の市長の動きが見えないのですが、

この間の市長はどの様な事をしていたのかお聞かせください。

市長の答弁

 相談するなど細かな動きをしていました。

 

大原まさゆきの質問

 相談していた建築士が途中で他の人に替わっているのは何か理由があるのかお聞かせください。

市長の答弁

 特にありません。

 

大原まさゆきの質問

 まず、質問の前提として市街化調整区域の場所に、選挙とは関係の無い通常の事務所ではなくて、短期間の選挙事務所を建築する事は、

建築基準法第85条第6項に基づいて可能となっております。

 その場合には、仮設建築物許可の申請を行った後に、建築確認の申請が必要となります。

 そこで、問題となっているプレハブのある敷地でありますが、2005年9月の衆議院選挙の際と、2009年8月の衆議院選挙の際に、

現在あるプレハブの奥側に、今はもうありませんが2階建てのプレハブがありました。

 詳細は分かりませんが、おそらく衆議院選挙の前後での短期間での設置だと推測がされる訳ですが、そこで市長に質問致します。

 この2階建てのプレハブにつきまして建築基準法に基づいた仮設建築物許可の申請や建築確認の申請は行っていたのかお聞かせください。

市長の答弁

 実務に係っていないので、記録が残っていればお答えできますが、申請をしたものと考えています。

都市政策部長の答弁

 建築確認申請が出ております。

 

大原まさゆきの質問

 衆議院選挙時の2階建てのプレハブの場合には、仮設建築物許可の申請をして、しっかりと適法な状態にしていたとの事でありますが、

今、こういった問題になっているので把握しておくべきではなかったかと考えます。

 一方で長期に渡る政治団体のプレハブ事務所が違法な状況にあったのはどうしてなのか、同じ敷地内の建物で適法なものと違法なものが混在していたのであれば、改めてその理由をお聞かせください。

市長の答弁

 選挙事務所は私が当事者として関わっておりましたが、あのプレハブは父親が使用してきたものであった事だと考えます。

 

大原まさゆきの質問

 2021年5月に行政指導を受けて、1年9ヵ月後の今年の2月下旬になってから市に対してプレハブの撤去をしていく事を伝えたとの事でありますが、

その撤去をしていく事を伝えた2月初旬には、一部報道機関から市長への取材の申し入れがあったとの事です。

 市長は記者会見の中で問題のプレハブの事を「自分の敷地内にある、使っていないゴミ。」という表現をされていた様ですが、

もし、今年2月の一部報道機関からの取材が無ければ、ずっと、プレハブは取り壊しをせずに放置だったという事になるのかどうかお聞かせください。

市長の答弁

 ゴミとは言っておらず、「使わないものとしてそこに放置をする事が、使用していない事になる。」と聞いた事があるという事です。

 取材の有る・無しは関係ないものであります。

以上になります。

 

また、他の議員の質問ですが、メモが書ききれなかったので答弁側は割愛致しますが、ほぼ全ての質問を簡略化して掲載します。

小木曽としひろ議員(自民清風会)の質問

 経緯と状況は?

市長の答弁

都市政策部長の答弁

 

小木曽としひろ議員(自民清風会)の質問

 一般的に行政指導から行政処分までのタイムスケジュールは?

 法律にはどの様な罰則が定めてあるのか?

都市政策部長の答弁

 

小木曽としひろ議員(自民清風会)の質問

 1年半の間、市長への複数の指導の詳細は?

都市政策部長の答弁

 

やなせ太議員(自民清風会)の質問

 2020年12月に副市長が状況を知ってから、2021年5月の行政指導まで、なぜタイムラグがあったのか?

副市長の答弁

 

やなせ太議員(自民清風会)の質問

 2021年5月以降、市長や職員に対して副市長はどの様な対応をしたのか?

副市長の答弁

 

井町よしたか議員(民政クラブ)の質問

 指導してくれた担当職員への評価は?

市長の答弁

 

井町よしたか議員(民政クラブ)の質問

 事務所のライフラインは、いつ切ったのか?

市長の答弁

 

井町よしたか議員(民政クラブ)の質問

 今後の本市の行政指導の影響について、どの様に考えているか?

市長の答弁

 

井町よしたか議員(民政クラブ)の質問

 行政指導の効力について、今後苦労される職員に対してどの様にお考えか?

市長の答弁

 

井町よしたか議員(民政クラブ)の質問

 敷地は今度どの様にしていくのか?

市長の答弁

 

杉山とものり議員(チャレンジ岡崎)の質問

 違反などの手続きの基準はあるのか?

都市政策部長の答弁

 

小田たかゆき議員(チャレンジ岡崎)の質問

 市長が「違法状態は解消している。」と記者会見で述べたが、法律上の見解は?

都市政策部長の答弁

 

小田たかゆき議員(チャレンジ岡崎)の質問

 市街化調整区域の制限とは?

都市政策部長の答弁

 

小田たかゆき議員(チャレンジ岡崎)の質問

 後援会看板の法律的な意味は?

総務部長の答弁

 

はたじり宣長議員(公明党)の質問

 口頭での指導と書面での指導の違いは?

都市政策部長の答弁

 

はたじり宣長議員(公明党)の質問

 書面指導の場合、岡崎市長から個人中根やすひろへの注意喚起となるのか?

都市政策部長の答弁

 

はたじり宣長議員(公明党)の質問

 市民からの苦情の件数は?

都市政策部長の答弁

 

田口正夫議員(無所属)の質問

 敷地は阿知和地区工業団地や新東名のスマートインターチェンジの土地にかかっていますか?

総合政策部長の答弁

 

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)の質問

 建物が建てられた2008年頃から2020年まで違法建築だった事を、職員は気が付かなかったのか?

都市政策部長の答弁

 

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)の質問

 職員から違法性を指摘された時に活用方法を検討するのではなくて、まずは撤去をしていく事は考えなかったのか?

市長の答弁

 

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)の質問

 今、謝罪がありましたが、市民へも謝罪をするべきでは?

市長の答弁

 

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)の質問

 父親から「建物を使っても大丈夫。」と言われても、きちんと確認するべきだったのでは?

市長の答弁

 

鈴木まさ子議員(無所属・日本共産党岡崎市議団)の質問

 建物は除却するとの事だが、今後の日程は?

市長の答弁

 

以上になります。

 

次に、大原まさゆきの討論の全文を掲載します。

 本3月定例会に上程されました45件の議案のうち、第29号議案につきましては反対の立場から、その他の44件の議案につきましては賛成の立場から討論を行います。

 それでは、第29号議案 令和5年度岡崎市一般会計予算の中から、反対する部分について説明してまいります。

 まずは1款議会費 議員報酬等のうちで議員手当が1億954万8000円計上されております。

 これは年に2回、6月と12月に分けて支給される議員報酬の手当、いわゆるボーナスでありますが、

昨年12月議会の際に、一般の議員であれば年間で4万4516円を増額する議案が提出されまして賛成多数で可決成立してしまいました。

 新型コロナウイルスによる影響や、物価高、電気代の値上がりなどの状況の中で給料が上がらずお困りの方々がいらっしゃる事から、

国の人事院の勧告に連動する形での議員報酬の手当増額は市民の理解を得られにくいかと考えます。

 そこで、昨年12月より前の手当の金額に戻すべきだと考え、反対と致します。

 

 次に、3款民生費、保育園費のうち園児健康管理業務の医薬材料費としまして、保育園とこども園でのむし歯予防の為、園児が薬剤を使用してうがいをするフッ化物洗口の分が5万円計上されております。

 そして10款教育費、学校保健・環境衛生関連業務の消耗品費の中で、小学校におきまして児童が使用するフッ化物洗口の分が57万9000円計上されております。

 フッ化物洗口は、むし歯予防への効果と身体の小さな子どもに対する毒性の影響に関しまして、学識者や歯科医師等が賛成派と反対派に分かれて議論も続いている中で、

 WHO世界保健機関では“6歳未満の子どもには、フッ化物洗口は実施してはいけない”と禁止し、さらに“フッ素入り歯磨き剤の効果は、今後、研究が必要である”という記述のあるテクニカルレポートを発表しておりますが、

日本では、このレポートの正確な内容が知られていない状況であります。

 やはり、大人と異なり身体の小さな子どもに関しては、慎重に判断すべき内容だと考えます。

 そして、2011年には日本弁護士連合会からは、園児や小学生に対する集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書が、厚生労働省、文部科学省、各地方自治体に対して提出されている事からも、

 私は、保育園、こども園、小学校にて実施されているフッ化物洗口にて使用される薬剤費について反対を致します。 

 そして、意見でありますが、フッ素化合物によるむし歯予防よりも、もっと根本的な予防法があります。

 そもそもむし歯の原因でありますむし歯菌は、主に家族間で同じ食器を使用したり、食べ物を口移しする等、唾液から感染するものでありまして、

口の中に常在菌がまだ居ない3歳ごろまでにむし歯菌を感染させない事が、その人が一生、むし歯になりにくいかどうかを決めてしまいます。

 そういった事から、むし歯の予防で最も重要なのは、特に家族間で唾液感染させない事でありまして、

私が一般質問で取り上げた後、平成31年に発行されました健康おかざき21計画(第2次)の計画後期の方向性としまして、

だ液によるむし歯の母子感染について啓発していく事を明記して頂きました。有難うございます。

 現在、離乳食教室の中でお母さん方に向けて啓発をして頂いていると聞いておりますが、

今後、市のホームページや市政だよりなど更なるだ液による母子感染の啓発を行って頂き、高齢になっても自分の歯で食事ができる人の割合が増加するように根本的な虫歯予防を強くお願いしたいと思います。

 

 続きまして、8款土木費 乙川リバーフロント地区施設管理業務の中で土地賃借料が1167万6000円計上されております。

 事業用地の一部についての賃借料の支払い経費との事であります。

 コンベンション事業及びホテル事業に関しましては、先月の2月24日に、本市に対して、コンベンション事業者とホテル事業者からの契約協議の中止に係る正式な通知が届きました。

 事業者が撤退する主な理由としては、「コロナ禍の収束が不透明な事や、物価高、賃金アップ、ロシア・ウクライナ間の戦争による世情不安などの影響の中、

今後の方針を検討した結果、存続が難しい。」との事でありました。

 一方、今後の市の方向性としましては、「次点の優先交渉権者の事業者がコンベンション事業を行ってくれるのか判断を頂き、

それが無理ならば、再び新たな事業者を公募する事で、コンベンション事業・ホテル事業は今後も継続していく方針。」との事であります。

 令和3年の12月議会にて本市から事業者に対して支払う4275万円の損害賠償議案が可決成立しましたが、

これは、コンベンション事業について市民の意見を取り入れてアップグレードさせた新たな方向性を受けて、

事業者側がそれまでに検討してきた内容の見直しとなった事が主な損害内容との事でありました。

 この度に関しましても、「今回撤退した事業者側がコンベンション事業のプロジェクトについて支出してきた費用については、

合理的な範囲内で市が負担をしていく可能性がある。」との事であり、更なる本市の負担が懸念される所であります。

 今後、次点の優先交渉権者がどう判断されるのかは分かりませんが、コンベンション施設完成後15年間の事業の計画の中で、

コンベンション施設に係る光熱水費約40億円を市が負担する分、事業者の経費負担が軽くなるにも関わらず、

本事業から事業者が撤退するという事であれば、引き受けてくださる事業者がいるかどうかは、大変難しいかと考えます。

 そこで繰り返しになりますが、将来の公共施設や道路、橋などのインフラの修繕・更新費用が498億円不足すると試算されている中で、

太陽の城跡地の活用に関しましては一旦、完全な白紙にするべきであり、事業者側が撤退を決断した状況でコンベンション事業を継続していくべきではないと考え、予算に反対致します。

 

 

 次に、賛成する部分でありますが、まず

 3款民生費の中で、私立保育園運営支援業務、保育園管理運営業務、こども園管理運営業務でありますが、

公立の保育園におきまして使用済みの紙おむつを園で廃棄し、私立保育園ではおむつ処分に関する費用の一部を補助する予算があります。

 園児ごとに使用済みのおむつを保管する必要がなくなるため保育士の負担が軽減され、衛生環境の向上や保護者の利便性の向上にも繋がる事からも賛成致します。

 

 次に、4款衛生費の中で、スマートウェルネスシティ推進業務としまして651万6000円が計上されておりますが、

この中に、市内の飲食店と協力し野菜たっぷりメニューを提供して頂いたり、スーパーやコンビニなどで野菜摂取に向けた紹介用のポップを設置して頂くなどの、

野菜摂取量を増やすための取り組みが入っているとの事であります。

 以前に、私の一般質問でも取り上げましたが、野菜不足と病気との関係性が考えられる事からも、今後も引き続き市民の野菜摂取量向上のため、取り組みをお願いしまして賛成致します。

 

 続きまして、予防接種業務の中に帯状疱疹予防接種が7996万9000円計上されております。

 これは50歳以上を対象としまして水痘生ワクチンは1回分の3360円を助成し、不活化ワクチンでは1回あたり1万60円を2回分で2万120円助成する予算であります。

 この帯状疱疹予防接種の助成につきましては市民からも要望の多い内容である事からも賛成致します。

 

 次に、7款商工費のうち、ものづくり共創支援業務、戦略推進委託料としまして880万円が計上されております。

 また、中小企業対策費としまして創業・起業のしやすい環境整備の費用が660万円計上されております。

 さらに、ものづくり産業・新産業の振興としまして、産学官連携ものづくり支援業務が2400万円計上されております。

 中小企業は地域における経済の活性化を促進し、国全体の活力の維持や強化に繋がっているなど重要な存在でありますので、

中小企業の経営基盤の安定化や、自立した事業の競争力向上等のための支援策を今後、さらに進めて頂く事をお願いし賛成と致します。

 

 次に8款土木費の中で、本宿駅周辺地域拠点関連道路整備業務が4億8185万4000円計上されております。

 これは本宿駅周辺の定住人口の増加と、将来開業の計画のあるアウトレットモールによる交流人口の増加に対応するため、

骨格道路となる市道池金本宿線の幅員を20mとし、また三つの渋滞対策を含めた道路整備をアウトレットモール事業者と一体となって実施していく予算との事です。

 その渋滞対策の一つ目としましては国道1号城屋敷交差点の豊橋方面からの右折帯の滞留長の延長や骨格道路から国道1号豊橋方面へ向かう左折専用車線の設置であり、

渋滞対策の二つ目としましては新東名高速道路岡崎東インターチェンジから国道473号を経由した流入に対する左折専用車線の増設、

渋滞対策の三つ目としましては県道生平幸田線と市道池金本宿線の交差点部を主従変更していくとの事です。

 これら以外にも更なる渋滞対策ができないかの検討をお願いしまして、安全で円滑な交通の確保のために賛成と致します。

 

 続きまして、河川等の整備の保全としまして1億1899万円計上されております。

 これは、主な改修業務としましては、北本郷支川改修測量設計業務、六斗目川改修修正設計業務などであり賛成致します。

 

 次に、若松線整備業務としまして4億8572万1000円が計上されております。

 若松線が開通しますと、藤田医科大学岡崎医療センターへの通行など東西のアクセスが大変、便利になります。

 また、この業務と連携して県の事業として行われる砂川の河川改修もあります。

 砂川の地域では、東海豪雨や八月末豪雨にて床上浸水、床下浸水の被害があった地域でもありますので、河川の改修によりまして、より安全性が高まる事になります。

 若松線及び砂川の河川改修の完成につきましては令和18年度頃と聞いておりますが、今後のスムーズな工事の進捗をお願いし賛成致します。

 

 次に、9款消防費、災害対策設備整備工事請負費としまして、292万6000円が計上されております。

 この中には、事前設置型の特設公衆電話の回線を整備する費用が含まれておりまして、来年度としましては避難所に指定されている東海中学校など3校の小・中学校を予定しているとの事であります。

 以前に、私の一般質問でも取り上げた内容ですが、予算に計上して頂きまして有難うございます。

 特設公衆電話とは災害時の発信専用の電話でありまして、通信が混雑している場合でも、優先的につながりやすく通話料が無料の電話となっており、

緊急時の連絡手段として市民の方々が活用できる事になり大変、利便性が高まり、今後の災害への備えのためにも賛成致します。

 

 次に、10款教育費、教育研究委託業務、教育研究事業委託料としまして218万円が計上されておりますが、これは、小学校で培ったキャリア形成と中学校の職場体験を核とした3年間のキャリア教育をつなぎ、

それまでの学習を振り返ることを通して、自己のキャリア形成を図るキャリアスクールプロジェクトの取り組みの予算との事であります。

 こちらも私の一般質問にて以前に取り上げましたが、目的意識が無いままに何となく進学し、そして何となく就職した後で、自分の進路に迷ってしまう様な若者が減少しまして、

夢や希望に向かって自ら考え、努力できる中学生が更に増えていく事を期待し、また今後、更にキャリア教育の取り組みにつきまして力を入れて頂く事をお願いしまして賛成致します。

 

 続きまして10款教育費のうちで地域文化広場施設整備業務が3721万3000円計上されております。

 これは、おかざき世界子ども美術博物館の敷地にあります地域文化広場に、雨などの天候に左右されずに遊ぶ事のできる大屋根を設置するための測量手数料・設計委託料との事です。

 私は平成25年の一般質問におきまして雨の日でも子ども達が遊べる施設をテーマに質問を致しまして、

平成30年の一般質問では豊田市や刈谷市、碧南市など屋根付き公園の実際の事例と共に、本市内の公園に屋根を設置していく事を提案し、

その後、毎年の予算・施策要望でも取り上げてまいりましたが、今回の予算計上に感謝申し上げます。有難うございます。

 コロナ禍の影響によりまして運動を活発に行う子ども達と、運動不足の子ども達の更なる2極化が進んでいるという報道もありますので、

公園への屋根の完成後には天候を気にせずに大いに活用されます事を期待しまして賛成致します。

 以上、意見を申し上げまして私の討論と致します。

 

 

そして、第1号議案から第45号議案まで45件の議案について採決に加われない議長と欠席者1名を除いた各会派と無所属議員(合計35名)の賛成反対かの採決結果を以下に掲載します。

自民清風会(13名)        45件の議案に全て賛成

民政クラブ(9名)         45件の議案に全て賛成

チャレンジ岡崎(4名)       45件の議案に全て賛成

公明党(3名)           45件の議案に全て賛成

無所属(6名)

・日本共産党岡崎市議団(2名)   第2号、第14号、第19号、第29号、 第32号、第34号の6件の議案に反対、その他の39件の議案については賛成

・田口正夫議員           45件の議案に全て賛成

柳けんいち議員          45件の議案に全て賛成

三塩なつみ議員          45件の議案に全て賛成

・大原まさゆき           第29号議案の1件の議案のみ反対、その他の44件の議案については賛成

以上となります。

 

そして、私が反対しましたコンベンション事業議員報酬の増額予算が含まれる第29号議案 令和5年度岡崎市一般会計予算について各会派と無所属議員の採決結果を以下に掲載します。

自民清風会(13名)        賛成

民政クラブ(9名)         賛成

チャレンジ岡崎(4名)       賛成

公明党(3名)           賛成

無所属(6名)

・日本共産党岡崎市議団(2名)   反対

・田口正夫議員           賛成

柳けんいち議員          賛成

三塩なつみ議員          賛成

・大原まさゆき           反対

以上となり、反対議員3名賛成議員35名であり賛成が過半数だったため、議員報酬の増額が決定してしまいました。

 

私は、予算に関して全て賛成でもなければ反対ばかりでもなく、完全な無所属として全くのしがらみの無い状況で、

一つ一つの予算に関しまして、市民の皆様にとって必要なのかムダなのかを考えて、賛成反対かを表明していく”是々非々”の立場で今まで議員活動を行ってきましたし、

今後も市政のチェック機能の役割を持つ市議会議員としての資質を最大限に向上させながら、議員活動を行ってまいります!

Photo_20221221150501

写真は、以前の議会での討論の様子です。

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