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2023年12月22日 (金)

12月議会にて議員と市長の期末手当の増額に反対しました。

12月議会の最終日。

議員の期末手当を一人当たり年間8万9030円増額市長の期末手当を年間17万5882円増額させる条例改正案と予算案に反対しました。

 

以下に、本日の大原まさゆきの発言の全文を掲載します。

 議長のお許しを頂きましたので、本12月定例会に上程されました第83号議案から第109号議案、第111号議案及び第112号議案を合わせまして29件の議案のうち、

第93号議案と第99号議案の2件については反対の立場から、その他27件の議案については賛成の立場から討論を行います。

 

 まずは反対する議案についてでありますが、第93号議案 議員報酬等に関する条例の一部改正について意見を申し上げます。

 条例改正の内容としましては、議員報酬の期末手当の支給割合を年間で0.1月分引き上げる事によりまして、一般の議員であれば年間で8万9030円の増額となるものとの事であり、また、この条例を準用している市長の期末手当も増額するとの事であります。

 

 今回の期末手当の支給割合の引き上げについての経緯としましては、今年の8月に、国の人事院によりなされた勧告に基づいたものでありまして、

元々は一般職の指定職職員の特別給いわゆるボーナスの支給割合を年間0.1月分引き上げる勧告がなされており、それに準じたものとなっております。

 そもそも人事院の勧告というものは、国家公務員の給与と、50人以上の従業員のいる民間企業の給与平均とを比べて高いのか、低いのか等を調査し、

その結果をもとに、国家公務員の給与水準等について国会及び内閣に対して勧告するものでありますので、地方自治体の議員の期末手当を増額させる目的は無いものと考えます。

 

 そして現在、日本国内では物価高による家計への影響が心配されております。

 物価高の原因としましては、ロシアによるウクライナへの侵攻後の原油価格の高騰や、アメリカなど主要国と日本との金融政策の違い、また、日本企業の国際競争力の低下などによる円安によって輸入品の価格が上昇している事などが挙げられており、

企業が製品を作るための材料や原料、作る過程で必要なエネルギーが高いために、製品の価格が上がってしまっております。

 

 そして、消費者物価指数と呼ばれる、消費者が購入する物やサービスなど物価の動きを把握する指標がありますが、日本の消費者物価指数が2022年の12月には41年ぶりに4.0%上昇となり、

食料品や電気・ガス料金、さらにはエアコンや洗濯機などの電化製品につきましても現在、値上がりがなされている様であります。

 

 この様な物価高による影響は、一般家庭はもちろんの事、特に所得が低い層ほど圧迫を受けやすく、実際に生活保護の受給者も物価高の影響によって近年、増加傾向にあるとの事です。

 

 そして、企業側では今回の冬のボーナスを昨年よりも多く支給した企業がありますが、内訳としては業績が上がった事が理由として好調な企業もあれば、

一方では社員の生活支援のため、物価高に対応するためにボーナスの増加をしている企業もあり、燃料高、材料高に加えて、人件費の増加も企業の負担となっている状況にある様です。

 

 そして、このような給料の増加よりも物価高の上昇の方が大きく、追い付いていないという指摘もあります。

 

 そして、以前から少子化の原因の一つとして晩婚化、未婚化などが挙げられておりますが、「給料が少ないために結婚できない、子どもを産めない」という方を減少させるべきだと考えます。

 

 国では来年の6月に定額減税を実施していく予定との事ではありますが、現在、経済的な先行きが懸念される中で、生活が圧迫されお困りの方々がいらっしゃる事から、議員及び市長の期末手当を増額していく事は、市民の理解を得られにくいと考えますので反対と致します。

 

 次に、第99号議案、令和5年度 一般会計 補正予算についてでありますが、まず反対する部分につきまして意見を申し上げます。

 1款 議会費 議員報酬等 議員手当としまして332万円の増額の補正予算が計上されており、2款 総務費 特別職手当につきましても増額となっております。

 内容としましては、先ほどの第93号の条例改正議案にて述べました通りであります。

 

 海外情勢や円安による物価高など経済的な先行きが懸念される中で、議員報酬の期末手当として、一般の議員であれば1人当たり年間8万9030円市長の期末手当を年間17万5882円増額する事は、市民の理解を得られにくいと考えますので反対と致します。

 

 それでは次に、賛成をする内容について意見を申し上げてまいります。

 まず、4款 衛生費のうち予防接種業務としまして帯状疱疹 予防接種委託料が4549万円の増額の補正として計上されております。

 内容は、今年の7月から開始された帯状疱疹のワクチン接種の助成事業につきまして、接種人数が予測を上回る見通しとなった事や、

生ワクチンと不活化ワクチンの想定していた割合が異なっていた事から、不活化ワクチンの方が多くの申し込みがあるとの見通しから増額の予算を計上したとの事であります。

 帯状疱疹の発症や罹患した際の重症化の予防など、市民の健康増進のため賛成と致します。

 

 次に、6款 農林業費のうち市産材 調達管理基金 繰出金としまして、2000万円の新規計上がされております。

 内容は、基金の資金額を積み増す事で、来年度以降に予定されております福岡南保育園の改築工事や小中学校の大規模改修工事など施設の整備における本市の木材の調達に対応するためとの事です。

 木材を多く取り入れた園舎や校舎には、木材が水分を吸収したり排出したりする事で、室内の湿度を調整する機能があると言われており、

また、子ども達の精神的な安定を促す効果もあると言われております。

 そして、基金の活用によりまして木材調達に必要な期間を確保する事で、確実に岡崎市内の森林において伐採され加工がされた木材を使用するためにも賛成と致します。

 

 次に、8款 土木費のうち中央総合公園整備業務としまして2978万3000円の増額が計上されております。

 内容は、本市の中央総合公園の野球場が2026年のアジア競技大会の競技会場として仮決定された事による整備の改修費用との事です。

 整備としましてバリアフリー化や、非常放送設備、自動火災報知機設備、避雷設備の改修との事であり、利用者の利便性の向上や安全性の確保のため賛成と致します。

 

 次に、10款 教育費のうち小学校校舎改修業務としまして6506万円の増額が計上されております。

 内容は、岩津小学校にて火事によって被災した南棟の2階音楽室と家庭科室の工事請負費との事です。

 来年度に予定されております火災元の図工室やパソコン室の改修工事の着手がスムーズに行える事や、被災した全ての教室での授業が早期に再開できます事を期待し賛成と致します。

 

 次に、同じく10款 教育費のうちスポーツ施設整備業務としまして1562万円の増額が計上されております。

 内容は、令和6年3月に閉鎖予定の南公園運動場の代替施設として美矢井橋河川緑地に運動場を整備するとの事です。

 ソフトボールサイズを1面分増設し、バックネットの設置などを行うとの事であり、市民の使いやすい施設を期待し賛成と致します。

 

 そして、その他の議案につきまして賛成と致しまして、以上、意見を申し上げ、無所属大原まさゆきの討論と致します。

以上になります。

 

そして、私が反対した期末手当の増額議案(第93号・第99号議案)につきまして採決に加われない議長を除いた各会派と無所属議員(合計36名)賛成反対かの採決の結果を以下に掲載します。

自民清風会(14名) 賛成

民政クラブ(9名) 賛成

チャレンジ岡崎(4名) 賛成

公明党(3名) 賛成

無所属(6名)

・日本共産党岡崎市議団(2名) 議員の増額分のみ反対

・田口正夫議員 賛成

柳けんいち議員 賛成

三塩なつみ議員 賛成

大原まさゆき 議員の増額分・市長の増額分の双方に反対

以上となります。 

 

そして、12月議会にて審議された第83号から第115号議案のうち第110号議案を除いた32件の議案について、採決に加われない議長を除いた各会派と無所属議員(合計36名)賛成反対かの採決の結果を以下に掲載します。

自民清風会(14名)        32件の議案に全て賛成

民政クラブ(9名)         32件の議案に全て賛成

チャレンジ岡崎(4名)       32件の議案に全て賛成

公明党(3名)           32件の議案に全て賛成

無所属(6名)

・日本共産党岡崎市議団(2名)   第92号、第93号、第97号、第98号、 第99号、第102号、第103号、第104号、第105号、第106号、 第107号、第108号 、第109号、第113号議案の14件の議案に反対その他の18件の議案については賛成

・田口正夫議員           32件の議案に全て賛成

柳けんいち議員          32件の議案に全て賛成

三塩なつみ議員          32件の議案に全て賛成

大原まさゆき           第93号、第99号議案について反対その他30件の議案に賛成

以上となります。

 

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写真は、以前、登壇した際の討論の様子です。

 

 今後も、全て賛成でもなく、また、反対ばかりでもなく、しがらみが全くない無所属の立場から、議員としての資質・能力を最大限に高めながら、市民の目線にて必要な予算かどうかを考え

事なかれ主義の蔓延する政治の世界において他の議員と異なる活動をする事は時には批判の的になる場合もあるのかもしれませんが、「誰が政治家になっても同じ」と思われないためにも、強く意思を持って採決や提案などの議会活動をしてまいります。

 そして、「はじめの一歩」として、「議会の中でどんな事をしているのか分からない。」と感じているであろう大多数の方々に向けて、議会の中での私の発言採決の結果をなるべく読みやすい様に試行錯誤しながらブログでの公開も続けていきます。

 私の思いが皆様に伝わっていれば嬉しいです。

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